トップメッセージ

トップメッセージ(※伊藤園統合レポート2020より抜粋)

ESGへの取り組みの強化

伊藤園グループの経営理念「お客様第一主義」の「お客様」とは、消費者、株主、販売先、仕入先、金融機関、地域社会の皆様と定義しています。 創業以来、私たちはお客様と協働し、本業を通じて共有価値の創造と様々な社会課題の解決にも取り組んできました。 近年は、海洋プラスチックごみ問題や気候変動問題が世界的な喫緊の課題となっています。 伊藤園グループでは、2019年6月に「お~いお茶」ブランドに使用するすべてのペットボトルを2030年までに100%リサイクルペットボトルに切り替える方針を発表しましたが、 さらなる検討を重ね、2020年9月に「伊藤園グループ プラスチックに関する方針」を策定し、2030年までにペットボトルに使用するリサイクル素材等の割合を100%にすることを目指すこととしました。 気候変動問題については、2030年度、2050年度のCO2排出量削減目標を策定し、また、気候変動シナリオ分析として、茶葉への影響分析を実施しました。
社会課題については、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、2020年4月に「伊藤園グループ人権方針」を策定しました。 これら、グループ方針と目標をもとに、ステークホルダーの皆様と協調し、取り組みを進めてまいります。

お客様の「健康」課題への取り組み

お茶で「人生100年時代」をサポート

日本は、「人生100年時代」といわれる超高齢社会に入り、長い人生をより充実したものにするために、健康寿命の延伸が大きな課題です。 その中でも特に、認知症高齢者の増加と、認知症とも関連が深いとされる、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病の増加が社会課題となっており、 当社は、これらの課題に対し、緑茶や抹茶の健康機能性に関する研究にも取り組んでおり、健康機能性を訴求した製品の開発に力を入れていきます。

自然素材を活かした製品開発と国内農業への貢献を目指す

日本の飲料市場において、無糖飲料の構成比は過去30年間で8%から49%に拡大しました。その中で、伊藤園は無糖茶飲料でトップシェアを誇っており、当社の無糖飲料比率は74%です。
「お~いお茶」に代表される無糖飲料は、素材自体がそのまま製品の味と品質に繋がります。そのため当社は、原料となる農作物にも徹底的にこだわっています。 その代表が茶産地育成事業です。当社は国内荒茶生産量の約4分の1を取り扱っており、高品質な原料を安定的に調達するために、 製品用途に応じた原料を茶農家と協働で作り上げてきました。この茶産地育成事業の拡大により、茶農家の安定経営や耕作放棄地の有効活用など、社会課題解決にも貢献しています。 これらの知見を応用し、野菜飲料の原料の契約栽培にも取り組んでおり、今後はより一層、農産物原料の開発と調達に力を入れていきます。
そしてお客様の「健康」「安心」「安全」志向にお応えするとともに、茶農家をはじめとする国内農業の持続可能な発展に貢献していきます。

「健康創造企業」を目指して

私たちは、伊藤園グループでしか成し得ないことを目指しています。それが、「世界のティーカンパニー」として、世界各国のお客様の「健康」に貢献し、 一人ひとりの豊かな生活を支える企業となることです。これからもお茶を通じて、世界各国の方々へ「健康」に資する豊かな生活を提案する「健康創造企業」を目指し、 歩みを進めてまいります。

株式会社伊藤園 代表取締役社長 本庄大介