コミュニティ・社会

基本的な考え方

伊藤園グループは、地域の活性化のために、地域貢献、コミュニティへの参画とコミュニティの発展に寄与していきます。 伊藤園グループは、生産から販売の各段階において、地域の農・食・食文化、地域の環境・里地里山、 日本の文化・伝統に関係する活動や震災復興支援を重点項目として、本業を通じた活動を推進しています。

CSR憲章の記載

コミュニティと人権課題

事業活動を通じた⼈権尊重への取り組み

伊藤園では、事業活動を通じた人権尊重への取り組みにより、地域のコミュニティにおける人権について社員の意識向上や理解の促進を図っています。

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文化活動の推進

応募作品数日本一の俳句コンテスト「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」

1989年の「お~いお茶」発売以来毎年実施している創作公募コンテストです。季語や定型などにこだわらず、自由な感性を楽しむというコンセプトと、入賞作品を「お~いお茶」シリーズのパッケージに掲載することが特色です。また、学校教育でも幅広く取り入れられ、英語俳句の部も第2回から創設されています。
新俳句を通じて、文化・教育に寄与し、お茶と言葉の力で日々の暮らしに寄り添い、人と人をつなぐ場を提供していきます。

2021年 第32回「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」

応募数 205万7,963句

(累計応募数世界98ヵ国 3,970万句以上)

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お茶文化の発信

国内外の方々へ日本文化の魅力を紹介する政府・公的機関、地域、大学・学生などの取り組みと連携した活動を行なっています。

政府・公的機関との連携

日本の美や魅力を国内外に発信することを目的とした、政府の文化プログラムや日本文化を発信する会場である、国公立文化施設等と連携して、来場者や関係者に向けて、お茶のおいしさや魅力を発信しています。

2016年には、東京オリンピック・パラリンピックのキックオフイベントである、文部科学省主催の「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」(2016年10月19日~22日 東京・京都で開催)官民ワークショップに参加し、お茶の魅力や可能性についてトークセッションを実施、また同会場ではお茶セミナーも行いました。

学校・学生と連携した取り組み

津田塾大学との連携

津田塾大学千駄ヶ谷キャンパスは、新国立競技場に最も近い大学として、地域や企業・団体と連携し、英語力やデータ分析力を活かして社会問題解決力を養い、日本文化の世界への発信などを目指すプロジェクトを推進しています。
当社は、このプロジェクトのワーキンググループの1つ「日本茶文化ワーキンググループ」の学生と連携し、国内外の方へ、日本茶の魅力を発信していく活動を行っています。
各活動や伊藤園ティーテイスターによるお茶のいれ方の勉強会、相良工場見学を通して、学生たちとともに知識や経験を高め、よりいっそう発信力のある企画の検討をすすめています。

「伊藤園ティーテイスター社内検定」の活用(茶文化の推進)

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持続可能な農業

農業生産法人との連携強化

生産者と協働で高品質な原料を作り上げ、共存共栄の関係を強固にすることで、高品質原料の安定調達と持続可能な国内農業の発展に貢献していきます。

茶産地育成事業(契約栽培・新産地事業)

当社は、日本の荒茶生産量の約4分の1を取り扱っていますが、高品質な原料茶葉の安定調達が課題でした。
①耕作放棄地などの活用による大規模茶園造成、②高品質茶葉の安定的生産、③安定した農業経営、④雇用創出などの生産現場の課題を検討した結果、個々の茶農家との契約栽培に加えて、2001年より新産地事業にも本格的に取り組むこととしました。

当社は、地域行政・組合・生産者の方々と協力し、耕作放棄地などを活用した茶産地を育成し、機械化やIT化を含めた栽培技術・ノウハウの提供、収穫茶葉の全量買い取りを行い、茶葉の品質向上、コスト削減を図っています。茶農家の方々にとっては、伊藤園との契約取引により、安定的な農業経営、肥料・農薬の適正な使用など環境保全型農業の推進につながっています。
現在、宮崎、大分、鹿児島、長崎、佐賀、静岡の6県8地区で「お~いお茶」の高品質原料茶葉を育てる新産地事業を展開しています。
2020年4月現在、新産地とその他契約栽培茶園を合わせた面積は、2,172ヘクタールまで広がっており、さらなる拡大を目指しています。 一部地域では荒茶製造工場が設立されるなど6次産業化につながっています。今後も茶産地育成事業での生産量、茶園面積のさらなる拡大を目指し、地域の雇用創出にも貢献していきます。

<外部評価>

  • 2015年6月、日本経済新聞社主催「第3回日経ソーシャルイニシアチブ大賞 企業部門賞」
  • 2016年3月、一般財団法人食品産業センター主催「第37回食品産業優良企業等表彰 農林水産大臣賞」受賞
  • 2017年10月、「第5回プラチナ大賞」大賞および経済産業大臣賞受賞

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茶産地育成事業での支援・成果(国内)

新産地事業では、これまでに農業技術部員が技術指導に携り、各茶産地の茶園や工場などに赴き、農業生産法人や茶農家の方に、茶葉生産・栽培方法などの技術・ノウハウを提供してきました。茶産地育成事業で生産された茶葉は原則として100%商品(※)に使用されており、伊藤園の原料調達における主要事業となっています。
(※)ドリンク商品 :「お~いお茶」ブランド等
リーフ商品 :「お~いお茶緑茶ティーバッグ」、「お~いお茶プレミアムティーバッグ宇治抹茶入り緑茶」、「ワンポット抹茶入り緑茶ティーバッグ」等

オーストラリアでの「茶産地育成事業(新産地事業)」

「世界のティーカンパニー」に向けて、良質な茶葉の安定的な確保が必要と考え、日本とは季節が逆で風土が似ているオーストラリアのビクトリア州に、1994年、「ITOEN AUSTRALIA PTY.LIMITED」を設立し、茶産地育成事業(新産地事業)を開始いたしました。 日本と同様に、茶生産家と「ITOEN AUSTRALIA PTY.LIMITED」が協力して茶葉栽培の技術的な工夫を施し、社員が現地を定期的に訪問することで信頼関係を築きながら取り組んでいます。2004 年には荒茶工場を建設し、荒茶の生産を本格化させました。ここで生産された茶葉は、主に伊藤園の特定保健用食品や「グローバルブランド」製品の原料等として使用しています。
また、新たな取り組みとして、緑茶ティーバッグ生産工場の建設投資を行い、2020年から稼動しています。 これは、オーストラリアでの緑茶や抹茶ブームに応えるもので、現地向けの緑茶ティーバッグ「MATCHA GREEN TEA “TRADITIONAL”(AUSTRALIAN GROWN LEAVES)」を製造します。 これにより、オーストラリアでの茶葉の栽培から加工、商品化までの一貫生産を実現させ、地産地消を訴求したオーストラリア固有の国産食品振興キャンペーンである「Australian Made, Australian Grown Campaign : AMAG」への対応が可能となり、地域経済への貢献を図ります。
今後も、将来の緑茶飲料需要の増加に対応するため、年間を通した安定的な茶葉の調達を目指します。

環境保全などの取り組み

「お茶で日本を美しく。」「お茶で琵琶湖を美しく。」プロジェクト の活動(協力:47都道府県)

2021年8月23日~10月3日の「お~いお茶」全飲料製品売上の一部を日本各地の環境保全・整備活動に寄付する取り組みです。また、伊藤園社員が各地の環境保全・整備活動に参加しています。

琵琶湖環境保全活動「お茶で琵琶湖を美しく。」プロジェクト

滋賀県が推進している「マザーレイク21計画」に賛同し、2008年度より実施。琵琶湖環境保全のために、関西地域限定で、「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーン(協力:滋賀県)を実施し、 期間中の関西地域「お~いお茶」全飲料商品の売上の一部を寄付する取り組みです。 また、琵琶湖の水質保全に役立つヨシ刈り活動に地域の方々と一緒に社員が毎年継続して取り組んでいます。

地域社会と健康

「ITOEN MATCHA PROJECT」

当社での20年にわたる研究成果にもとづき、脳機能に影響を与える成分を豊富に含む「抹茶」を活用することで、認知機能の課題解決に貢献します。研究成果をもとにした製品開発、共同研究、CSR活動などの多角的な事業を展開し、自治体や異業種とのコラボレーションも推進して課題解決に取り組んでいます

研究開発

地域に根差したその他の取り組み

営業拠点等での清掃活動

伊藤園グループでは、まち美化運動「アダプトプログラム」を推進しており、本社ビル、西新宿ビル、台東浅草ビル(伊藤園) 、営業拠点、神楽坂ビル(タリーズコーヒージャパン)で社員が毎月1回実施しています。(2020年度は新型コロナの影響を鑑み一時休止)
また、公益財団法人日光杉並木保護財団(栃木県教育委員会事務局内)主催で、毎年7月に開催される「日光杉並木街道クリーン作戦」に伊藤園も2011年より参加しています。

災害対応自動販売機等

当社では、大規模災害が発生し、支援物資として飲料が必要となる際に、内蔵バッテリーに切り替える、あるいは手回しによる自家発電で電気をつくることにより、製品を無料で取り出せる機能を持つ、災害対応自動販売機を積極展開しています。
また、訪日外国人観光客の方々の利便性向上と、国内におけるキャッシュレス化の推進に向けた決済方法の多様化を想定し、「QRコード決済対応自動販売機」を広く展開しています。
今後も当社自動販売機の一層の価値向上に向けて、お客様へのさらなる利便性向上とサービス向上を図っていきます。 このように、関係者との協働で災害対応自動販売機(2020年4月末で全国に1.8万台を設置)や「コミュニティと人権」などの視点による社会貢献型自動販売機などで他社との差別化を図っています。

静岡相良工場と地域の関わり

茶処・静岡県牧之原市にある伊藤園静岡相良工場では、牧之原市とともに行う食育推進(市の食育推進委員会への社員参加)、高校での社会人講話の参加など地域に根ざした取り組みを行っています。

伊藤園レディスゴルフトーナメント

1985年から女子プロゴルフトーナメントを主催しており、2020年に第36回大会を開催。2003年からは地域に密着した大会として、開催地千葉県を中心に募った「伊藤園グリーンクラブ」というボランティア団体とともに運営しています。ボランティアが着用するウエアの販売収入やギャラリーからの入場料収入等は全額、千葉県の社会福祉事業等に寄付するなど、チャリティ活動にも力を入れています。健康で豊かな生活を応援する伊藤園からのメッセージとして、伊藤園レディスゴルフトーナメントを開催することで、すがすがしい「感動」を届け、健全な社会の育成に少しでもお役に立てればと考えています。

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消費者団体等との意見交換

当社は、消費者団体等との意見交換を実施するなど、今後も多くのステークホルダーの皆様からのご意見を経営に反映していきます。

茶の専門店の展開

関東・関西圏に直営店(専門店)を有しており、日本茶や世界のお茶などを販売しています。「急須でいれる日本のお茶文化を多くの方に伝えたい」というコンセプトのもと、 選りすぐりのお茶を明るく落ち着いた和空間でご提供する日本茶専門店「伊藤園」等の直営店舗を首都圏を中心に展開するとともに、インバウンド対応も踏まえ、成田空港、新千歳空港、福岡空港、富士山静岡空港でも展開しています。
また、羽田・福岡空港やセブンパークアリオ柏、プライムツリー赤池店内などに和カフェ「茶寮 伊藤園」を出店しています。

日本橋 和の茶 伊藤園

「日本橋 和の茶 伊藤園」は、国内のお茶の生産農家に赴き選りすぐった日本全国の希少なこだわりの茶葉(緑茶・紅茶・ウーロン茶)をはじめ、茶畑単位で考えたシングルオリジン(単一品種・単一生産者)のお茶を取り揃えた、お茶の生産農家とお客様を繋いでいく、日本の伝統“茶文化”を感じていただける直営店舗です。

ocha room ashita ITOEN

『ocha room ashita ITOEN』は、“お茶のリーディングカンパニー”である当社が「お茶のおいしさ」のみならず、「お茶の魅力」「文化としてのお茶」「お茶の知識」「お茶体験」など、お茶にまつわる商品や情報を多面的に発信することで、多くのお客様に “お茶の新しい楽しみ方”や“お茶との新しい接点”を提案し、世界中にお茶への関心を広げ、お茶ファンを創りだすことを目指します。

社会貢献活動支出額

① わたしの街の未来の桜プロジェクト
② おにぎりアクション
③ 伊藤園レディスゴルフトーナメント チャリティ
④ 社会貢献活動を行っている団体等への自動販売機の売上げの一部寄付等
((公財)日母おぎゃー献金基金、日本赤十字社等)
⑤ 地域特認制度

震災復興支援

震災被災地の支援継続、被災地自治体との関係強化

東北地方では、近所の親しい方々が「ちょっとお茶でも」という時、「お茶っこしようか」と集い、お茶を飲みながらよもやま話に花を咲かせます。 伊藤園では、被災地の皆様が絆やつながりを持ち続けるコミュニティの復興の一助となるよう、被災地での「お茶っこ会」(おいしいお茶のいれ方セミナー)を継続的に開催しています。

今後も被災地のコミュニティ支援に継続的に取り組んでいきます。

「お茶っこ会」開催実績(2011年11月~2020年4月) 合計258回
※現在、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、活動を見合わせています。