サステナビリティ推進に関する意見交換会

2025年度に実施したステークホルダーダイアログ

2026年1月、機関投資家3名にご参加いただき、当社グループの中期経営計画(2025年4月期~2029年4月期)の重点戦略とマテリアリティなど、サステナビリティ推進に関する進捗と課題について、意見交換を行いました。

開催概要

伊藤園グループ サステナビリティ推進に関する意見交換会

内容 第1部:「健康創造企業」として、『「お~いお茶」のグローバル化』実現に向けたサステナビリティの取組みの進捗と課題
第2部:情報開示や株主・投資家とのエンゲージメントに関して
開催日 2026年1月16日(金)
場所 伊藤園本社
参加者 (社名50音順、所属・役職名は開催日時点)
  • アセットマネジメントOne株式会社 
    矢野 節子 氏
  • インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 
    古布 薫 氏
  • 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 
    高口 伸一 氏

  • 取締役 専務執行役員 CSO 生産本部長 物流本部担当 
    中野 悦久
  • 取締役 専務執行役員 CHRO CFO 管理本部長 内部統制担当 
    平田 篤
  • 常務執行役員 管理本部副本部長 兼・法務部長 コンプライアンス担当 
    新井 毅
  • 執行役員 マーケティング本部長 
    志田 光正
  • 執行役員 国際本部長 長期経営計画委員会 委員長 
    中嶋 和彦
  • その他、サステナビリティ推進委員会委員およびグループ会社役員が参加

〇『「お~いお茶」のグローバル化』実現に向けた課題や期待

  • かつての国内事業成長期は、ルートセールスによる販売拠点数の増加が販売拡大や利益拡大につながるという、わかりやすい「勝ちパターン」がありました。今後の海外事業の展開においても、海外事業ならではの「勝ちパターン」の明確化とKPIの設定が必要なのではないでしょうか。海外でのわかりやすい成長ストーリーの醸成に期待しています。
  • 新たに特定したマテリアリティは、心身・社会・地球環境の3つの健康価値の創造とのつながりが非常に分かりやすく、高く評価しています。国内においては一般的に、また貴社においては当然のこととして認識されているかもしれませんが、グローバル化を目指す上では、海外で「お茶がなぜ、どのように健康に貢献するのか」をもう少し踏み込んで説明することで、市場の変化につながるのではないでしょうか。海外でお茶の健康価値をどう提供していくか、「健康創造企業」伊藤園の躍進に期待しています。
  • 伊藤園は茶の市場を創造する力を持っています。その背景にあるのが、成長への重要な基盤である「茶産地育成事業」です。茶生産者の事業継承、地域社会貢献の観点からも、まさに伊藤園にしか成しえないバリューの一つだと思います。これからも外部環境の変化に動じずにその強みを発揮し続けるためには、「何が変わって、何が変わらないのか」の整理と価値創造プロセスの中で「茶産地育成事業」の位置づけの再認識が必要ではないでしょうか。これからの取組みに期待しています。

〇伊藤園グループへの期待

  • グループガバナンスは、伊藤園グループの成長性を考えると大きな課題の一つだと思います。特に海外のグループ会社の課題などを取締役会の皆様がどう監督しているのか、注目しています。また、SSBJ開示基準などへの対応は企業にとって負担を伴うものですが、こうした制度の改正を逆手にとり、内部統制の強化や必要に応じたシステム投資を行うなど、足りていない部分の改善への機会として対応いただきたいと思います。
  • グローバル化の推進に伴いリスクが高まるため、取締役会でのリスク感度をあげていくことが非常に重要です。リスク管理面でのグループガバナンスは重要ですが、一方で伊藤園グループでは、タリーズ社などグループ会社の個性を重視していることが好印象です。各グループ会社の個性を尊重し、シナジー創出を目指す経営であることを資本市場にアピールすることで、ポジティブな評価を得ることができると考えます。
  • グループ各社全体での、特に重要なリスクと機会の明確化とグループ会社経営者層での認識の共有が重要だと思います。また、100年企業を目指すため、これまでの延長線上で今後を考えるのではなく、「As isとTo be」(目指す将来像を明らかにし、その実現に向けた課題を的確に捉え、課題解決の道筋を語る)の視点で、長期目線で課題の棚卸しを行うと良いと考えます。

今回の意見交換会でいただいたご意見は取締役会で報告し、サステナビリティ経営の推進と改善をより一層強化してまいります。