伊藤園と日本アクセス、使用済みストレッチフィルムを再資源化する仕組みを構築

自動販売機の横にあるリサイクルボックスの空き容器回収袋などに再利用する取組みを2022年12月より開始

株式会社伊藤園(社長:本庄大介 本社:東京都渋谷区、以下 伊藤園)と株式会社日本アクセス(社長:佐々木淳一 本社:東京都品川区、以下 日本アクセス)は、物流倉庫で排出された「使用済みストレッチフィルム(※1)」を再資源化し、自動販売機の横に設置するリサイクルボックスの空き容器回収袋などに再利用する仕組みを構築し、2022年12月より東京都の一部地域で導入を開始します。

本仕組みは、伊藤園が利用する物流倉庫で排出される「使用済みストレッチフィルム」を、廃棄焼却せずリサイクル材へと加工することで空き容器回収袋などの原料の一部として使用するリサイクルシステムです。これにより、新たな石油由来のプラスチック原料の使用削減や、廃棄焼却によるCO2の排出を削減することができます。東京都の一部地域を対象に本仕組みによるリサイクル材100%の回収袋に切り替えることで、CO2排出量を1枚あたり約60%削減、年間ではCO2排出量を約95t削減できます(※2)
なお、石油由来のプラスチックを使用した海外製造品の調達と比較しても、本回収袋は海外ではなく国内で製造しているためCO2排出量の削減につながります。

伊藤園と日本アクセスは、使用済みストレッチフィルムを再資源化(回収・再原料化・再製品化・再利用)し、有効活用する本仕組みを通じて、カーボンニュートラルと持続可能な社会・環境の実現に貢献してまいります。

(※1)運送時などの荷崩れ防止に使用するプラスチック製の梱包用フィルム
(※2)対象地域における年間購入枚数実績を今回のリサイクル回収袋にした場合と、ストレッチフィルムが廃棄焼却されて、石油由来100%の同一仕様品を使用した場合との比較。二酸化炭素削減量、算出の際の使用値に関する3R原単位の算出方法(環境省)をもとに推算

 

≪伊藤園について≫
伊藤園グループは、経営理念「お客様第一主義」に基づき、環境・社会課題の解決と企業価値向上の両立を目指し、サステナビリティ経営を推進しています。また中長期環境目標では、脱炭素社会の実現に向けて2030年度までに再エネ電力100%に向け取組んでいます。「資源循環3R(リサイクル、リデュース、リプレイス&リユース)+クリーン(環境保全)」の循環型社会と、持続可能な社会・環境の実現に貢献します。
サステナビリティページ:https://www.itoen.co.jp/sustainability/

≪日本アクセスについて≫
日本アクセスは、SDGsが示す社会課題解決へ貢献するために、注力すべき課題として「食の安全・安心」「地球環境」「労働環境」「社会貢献」、4つの課題に整理しました。本取組みは「地球環境」に含まれ、サステナブルな社会の実現を目指し、循環型社会・低炭素社会の実現に貢献します。
サステナビリティページ:https://www.nippon-access.co.jp/corporate/sustainability/

 

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