ニュースリリース

伊藤園グループ 新・中長期経営計画策定(2023年4月期~2027年4月期)に関するお知らせ

株式会社伊藤園(社長:本庄 大介 本社:東京都渋谷区)は、2023年4月期から2027年4月期までの5年間を対象とする新たな中長期経営計画を策定いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。

〇グループ経営理念

伊藤園グループは、創業当時より「お客様第一主義」を掲げています。お客様とは、消費者の皆様、株主の皆様、販売先の皆様、仕入先の皆様、金融機関の皆様、そして地域社会の皆様です。こうした「伊藤園と関わりを持たれるすべての方々」を、伊藤園では「お客様」と位置づけています。全グループ社員が常にお客様のご意見やご要望に真摯に向き合い、お客様から信頼を得られるよう努力することを経営の根幹としています。

〇ミッションとビジョン
・グループミッション

伊藤園グループは、「お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会を実現すること」を社会における使命として「健康創造企業」を掲げています。これは、古くから身体に良い飲みものとして日本に根付く「お茶」を、時流に沿って製品化し、無糖茶飲料を日常的に飲用する文化を創造した伊藤園グループの歴史が背景にあります。

・長期ビジョン

伊藤園グループは、お茶のスペシャリストとして世界の茶文化とつながり、おいしさと価値を広く伝えていく「世界のティーカンパニー」を長期ビジョンに掲げています。この長期ビジョンに向けた成長戦略として、3つの柱「グローバル」「価値創造」「ユニーク」を、新・中長期経営計画の策定にあたり新たに設定しました。

  • グローバル
    世界中で飲まれている茶を進化させ、世界中の人々の心身ともに健やかな生活を支える。
  • 価値創造
    茶で培った知見を活かし、健康と持続可能な社会に貢献する価値を創出する。
  • ユニーク
    農業から資源循環まで、伝統と先端技術を融合させる独自性のある唯一無二の企業に。

〇新・中長期経営計画(2023年4月期~2027年4月期)
・概要

伊藤園グループは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や世界情勢の急激な変化など、経済・社会が激変するなか、伊藤園グループにおける事業環境も同様に変化し続けていくことを想定しています。

このような外部環境の変化に対して、グループ経営理念「お客様第一主義」のもと、すべてのお客様からのご期待にお応え続けていく、新たな中長期経営計画を策定しました。新・中長期経営計画では、お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会を実現するため、今後の5年間で「5つの重点戦略」に注力します。また、「収益性重視」「利益・シェア向上のための持続的成長」「株主資本利益率の向上」といった成長に対する考え方のもと、2027年4月期の定量目標を定めました。

伊藤園グループは、新・中長期経営計画における「5つの重点戦略」を実行するうえで新たな価値の創造に努め、お客様の健康で豊かな生活と持続可能な社会を実現し、唯一無二の永続企業を目指してまいります。

・5つの重点戦略

  • 国内既存事業の盤石化
    国内で圧倒的No.1ティーカンパニーの地位を確立
    健康訴求を中心としたブランド価値の向上、お客様との接点強化
  • 「お~いお茶」のグローバル化
    「お~いお茶」を米国や中国をはじめとする各国の食文化との融合により日常生活へ浸透
  • 新たな事業の創出
    食や生活への新しい価値の提供
    茶の機能性、茶事業で培った技術や繋がりの活用
  • 経営基盤の強化
    伊藤園グループのシナジー強化
    人材育成、研究開発、DXの強化推進
  • サステナビリティ経営の推進
    伊藤園らしい事業活動を通じた、消費者、地域社会、農業、地球環境の課題解決への貢献
    100年企業に向けた持続的な成長

・定量目標

・事業投資(5年間累計キャッシュフロー)

〇7つのマテリアリティ(重要課題)
・概要

伊藤園グループが新たに策定した中長期経営計画に合わせ、外部環境の変化に対応するためマテリアリティの見直しを下記のプロセスで行いました。その結果、「食生活と健康への貢献」「持続可能な国内農業への貢献」「環境」「地域社会・コミュニティとのつながりの深化」「持続可能なサプライチェーンへの貢献」「多様な人財と全員活躍の推進」「コーポレート・ガバナンス」の7つのマテリアリティを新たに特定しました。この度策定した新・中長期経営計画と相互に連動させながら、取組みを進めてまいります。

・7つのマテリアリティ

  • 食生活と健康への貢献
    人生100年時代を見据えた研究開発、各世代の健康に資する製品・サービスを通じて、健康的で豊かな生活を提供。
  • 持続可能な国内農業への貢献
    茶産地育成事業を通じて、高付加価値原料の開発や環境配慮型農業の推進により国内農業の活性化に貢献。
  • 環境
    茶をはじめとした自然由来の製品を主とする事業モデルを鑑み、人類共有の地球環境を守る課題へ積極的に関与。
  • 地域社会・コミュニティとのつながり深化
    対話を通じた地域社会の課題解決と、お茶を介したコミュニケーションによる心身の健康への貢献。
  • 持続可能なサプライチェーンへの貢献
    持続的なパートナーシップにより、社会・環境課題の解決と双方の持続的な収益の両立を実現する。
  • 多様な人財と全員活躍の推進
    バリューチェーンにおける全ての人々の人権を尊重。全社員が健康でいきいきと活躍する組織づくり。
  • コーポレート・ガバナンス
    サステナビリティ経営の推進と実践で、環境・社会課題への対応とリスク管理を強化し、企業価値を向上する。

・マテリアリティの特定プロセス

  1. 社会課題の抽出
    変化する外部環境と社会からの要請や期待、お客様の重要課題等の視点から、国際的な情報開示基準、ESG評価項目、SDGsなどを参照し、社会課題を抽出しました。
    ※参照した情報開示基準等:GRIスタンダード/SASBスタンダード/ESG評価(FTSE、MSCI)/SDGs/ISO26000
  2. 重要度評価
    中長期的な時間軸の中で社会課題の解決や共有価値の創造を通じて、伊藤園グループが収益力を確保しながら持続的に成長し、お客様に必要とされる唯一無二の企業となるために取組むべきマテリアリティを特定するため、ダブルマテリアリティを採用しました。抽出した社会課題を、社会と企業の双方向からの重要性の視点でマッピングし、マテリアリティ候補として整理しました。
    参考:重要課題の評価マップ
  3. ステークホルダーとの対話
    抽出したマテリアリティ候補を元に、伊藤園グループに対する期待や要請、重点的に取組むべき課題について、外部有識者、投資家、社内外の役員などへのアンケート調査等を実施しました。さらに、経営陣と外部有識者によるステークホルダーダイアログを行い、ご意見をいただきました。
  4. マテリアリティの特定
    1~3のプロセスを経て、取締役会において新・中長期経営計画と併せて審議を行い、経営課題として取り組む領域として7つのマテリアリティと取組みテーマを特定しました。
    今後、各テーマで評価指標(KPI)を設定し、PDCAで管理・評価を行い、定期的に見直しをしていく予定です。

ご参考:7つのマテリアリティ 取組みテーマ等の詳細について