伊藤園グループ行動規範
伊藤園グループ行動規範
本規範は、お客様第一主義に基づく各種方針・宣言等と連携し、伊藤園グループが事業活動を正しく行うための会社の考え方（基本方針）と、そこに働くすべての人がどのように行動すべきか（行動基準）を示すものです。
基本方針
伊藤園グループは、国内外の法令、社会規範、社内規程等を遵守の上、消費者、株主、販売先、仕入先、金融機関、地域社会、そしてグループで働く従業員など、グループを支えていただく多くの皆様（ステークホルダー）の期待と願いを真剣に受け止め、誠実に対応します。
- 社会との健全かつ正常な関係を維持・確立します。
- 全ての取引に際して対等、公正な取引を誠実に行います。
- 人権を理解し、人権尊重の取組みを推進します。
- 多様な人材が健康でいきいきと働ける環境を構築します。
- 自然・健康・安全・良いデザイン・おいしい商品を提供します。
- 企業価値の増大に努め、魅力ある企業を目指すとともに、持続可能な社会・環境の実現に貢献します。
- お客様からの安心、満足、信頼を得られるように全員が心を一つにして最大の努力をします。
- すべてのステークホルダーと協調し、企業の社会的責任を果たします。
行動基準
この行動基準は、伊藤園グループに働く一人ひとりが遵守すべき事項として、基本方針をもとに具体的な行動のあり方を示したものです。
第１章 「誠実」であること
１．社会との健全かつ正常な関係を維持・確立します。
- １-１ 法令・企業倫理の遵守
国内・国外で適用される法令、社会規範、企業倫理に則した企業活動を行います。 - １-２ 社会人としての良識ある行動
一人ひとりが社会的良識に従い、公私ともに誠実に行動します。 - １-３ 文書・情報管理の徹底
あらゆる文書・情報の重要性を認識し、適正な管理を行います。 - １-４ 適正な会計処理・内部統制
法令、社内規程に基づき、適正な会計処理を行い、有効な内部統制を行います。 - １-５ 利益相反行為の禁止
会社の利益に相反する又はその恐れのある行為は行いません。 - １-６ 会社資産・知的財産権の管理・保護・遵守
会社資産（有形・無形）を適切に管理・活用し、私的目的に使用しません。また、企業活動の中での企業発明は、自らの権利保護に努めるとともに、他社の特許等への抵触、権利侵害は行いません。 - １-７ 反社会的勢力との関係断絶
社会秩序を乱す、反社会的勢力の団体及び個人とは毅然とした態度で臨み、一切の関係を遮断し、不当要求には応じません。 - １-８ 安全運転の遵守
自動車の運転にあたっては、公私を問わず交通法令を遵守し、安全運転を行います。
２．全ての取引に際して対等、公正な取引を誠実に行います。
- ２-１ 公正な取引関係の維持
公正な市場競争を通じて、商品等を適正な条件で提供することが、最大のお客様へのサービスであると認識し、公平なビジネス機会を設け独占禁止法等を遵守した活動を行います。 - ２-２ インサイダー取引等株式の不正売買の禁止
インサイダー取引及びその疑いをもたれるような、株式売買取引は行いません。 - ２-３ 贈収賄・不正行為の禁止
贈収賄、腐敗防止に関する法令・規範を遵守し、政治家に対する違法な政治献金及び公務員に対する利益供与、社会通念の範囲を越えた接待・贈答の授受は行いません。
３．人権を理解し、人権尊重の取組みを推進します。
- ３-１ 人権の尊重
性別、性的指向（および性自認）、年齢、民族、国籍、人種、宗教、思想、信条、社会的身分、門地、障がいの有無等による差別をせず人権を尊重し、個人の適正能力により公平な取り扱いを行います。 - ３-２ ハラスメント行為の禁止
職場における、優越的な関係を背景としたパワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、妊娠/出産、育児/介護休業等に関するハラスメントなど、あらゆるハラスメント行為を行いません。
４．多様な人材が健康でいきいきと働ける環境を構築します。
- ４-１ 多様な人材が活躍できる環境づくり
多様な人材の育成、働き方改革を推進し、社員一人ひとりが健康でいきいきと働ける職場環境づくりに取組みます。 - ４-２ 安全かつ健全な職場の維持
安全衛生は職場の重要事項と認識し、労働災害が発生しないよう管理・維持し、健康で安心して働けるよう健康管理にも取組みます。
第２章 「努力」を怠らないこと
５．自然・健康・安全・良いデザイン・おいしい商品を提供します。
- ５-１ 安全・安心な商品提供
お客様に提供する商品の原料から製品に至る全てに対し、厳しい管理体制に基づき、自然、健康、安全、良いデザイン、おいしい商品づくりを行います。 - ５-２ 適切な商品表示・説明広告等
各国の法令を遵守し、適正でわかりやすく、誤解を招かない表示・表現を行います。 - ５-３ 「健康」に資する豊かな生活の提案
お茶を通じて世界中のお客様の健康に貢献し、一人ひとりの豊かな生活を支える「健康創造企業」としての取組みを推進します。
６．企業価値の増大に努め、魅力ある企業を目指すとともに、持続可能な社会・環境の実現に貢献します。
- ６-１ 共有価値の創造
社会の課題解決と伊藤園グループの成長を両立させる「共有価値の創造（CSV）」により、持続可能な社会・環境の実現に貢献します。 - ６-２ 地球環境の保全
持続可能な資源の活用に貢献しつつ、バリューチェーン全体での環境負荷の低減に努めるとともに、地球環境の持続可能な発展を目指して、自主的・継続的に人と自然との共生を通じた自然資本の保全に取組みます。 - ６-３ 災害等への援助
地震風水害、感染症流行等の災害・危機に際しては、援助物資の提供等、積極的に被災者や支援の必要な人・組織への救援協力を行います。
第３章 「信頼」を得ること
７．お客様からの安心、満足、信頼を得られるように全員が心を一つにして最大の努力をします。
- ７-１ お客様への誠実な対応
お客様からのご指摘やお問い合わせを真摯に受け止め、誠意をもって迅速に対応します。 - ７-２ STILL NOWの精神
「今でもなお、お客様は何を不満に思っているか」という問題意識を持ち続けて、お客様からのご要望やご不満の解決に貢献します。
８．すべてのステークホルダーと協調し、企業の社会的責任を果たします。
- ８-１ 適切な広報活動と情報の適時開示
広報活動を通じて、企業の経営状況、企業活動全般について正しく理解いただくため、投資家等の皆様に対して適時、適切な情報開示を行います。 - ８-２ ステークホルダーへの責任
自らの社会的責任を果たすべく、ステークホルダーとの対話を重視し、社会の声に耳を傾け、いただいたご意見を経営に反映します。 - ８-３ 問題への適切な対処と再発防止
問題事象が発生した場合には、正確な事実関係の把握と真因の究明に努めたうえ、事実を真摯に受け止め、厳正な対処と再発防止を徹底します。