伊藤園グループ
動物実験方針

制定:2023年5月1日

伊藤園グループの使命は、お茶とその成分を中心とした研究を行いながら、製品やサービスの開発・提供を通じて、人々の健康で豊かな暮らしの実現に貢献することです。したがって、伊藤園グループは、全てのお客様の健康のために、製品の安全性と品質を評価し、保証するという大きな責任を負っています。

伊藤園グループでは、世界的にも重要性が高まっている「動物愛護の精神」や「持続可能な開発目標(SDGs)」の観点から、取り扱う全ての製品開発において動物実験は実施しない方針です。
しかしながら、

  • 政府の法律や規制で義務付けられている場合
  • 製品の安全性に関する研究の場合
  • 医科学的研究の場合

かつ代替実験法がない場合には、やむを得ず動物実験を実施することがあります。

もっとも上記の場合であっても、伊藤園またはそのグループ会社自らの施設では動物実験を実施しません。すなわち、やむを得ず動物実験を実施する場合は、必ず伊藤園に設置した動物実験委員会での審査を経て、承認されたものだけが外部試験研究機関に委託して実施されることになります。
その際には、

  1. Replacement(代替:動物を供する方法に代わり得るものを利用すること)
  2. Reduction(削減:使用動物数の削減、科学的に必要な最少の動物数使用)
  3. Refinement(改善:苦痛軽減、安楽死措置、飼育環境改善など)

という科学的な見地から定められた世界共通の動物実験に関する倫理原則を遵守するとともに、動物の生理・生態・習性などを十分に理解し、動物実験に関する高い知識と技術を有する外部試験研究機関にのみ実施を委託します。また、かかる外部試験研究機関においても伊藤園グループが関連する全ての動物実験について適性確認を行うと共に、その客観的判断を確保します。

現在、伊藤園グループでは動物実験に代わる「次世代」の代替技術や、動物実験を最小限に抑える新技術の研究を続けています。このような手法の導入に積極的に取組むとともに、より厳格かつ究極的な方針として、動物実験の一切排除を掲げます。