茶殻

有限会社森登志夫畳店 様

人にも地球にも優しい畳を知ってもらうために
挑戦し続ける

新しい畳を広めるために

さらり畳との出会いは、問屋に置いてあったパンフレットでした。生活様式が変化するなかで畳の需要は減り、畳屋の経営をしていくのはとても大変です。他と同じことをやっていては生き残れないと思っている時に、パンフレットを目にして、私が作っている畳と伊藤園の取り組みとで連携できるのではないかとひらめきました。すぐに伊藤園を紹介してもらい、2005年から販売を始めました。しかし、すぐには注文が来なかったんです。というのも、畳は頻繁に買い替えるものではなく、畳表は2~3年、畳床なら10年以上使えます。そのため最低でも10年は宣伝しないといけないと考えてPRしたところ、今では森登志夫畳店といえば伊藤園の畳というイメージを持ってもらえるようになりました。

茶殻を配合した畳床で「す~っと消臭、ごろんと安心」

伊藤園が開発した茶配合ボードを畳床(畳の芯の部分)に使用しています。茶殻が配合されたボードなので消臭効果があってお茶の香りがします。実際に、煮干しだけを入れたビンと、煮干しと茶配合ボードを入れたビンの匂いを比較すると、茶配合ボードを入れた方は煮干しの匂いがしません。お客様にもこの実験をしてもらい、消臭効果を実感してもらっています。タバコ臭やペット臭などが軽減されるので、まさに「す~っと消臭、ごろんと安心」ですね。さらり畳6畳間分で「お~いお茶」525mlペットボトル約3400本分の茶殻が使用されています。茶殻をリサイクルできるのはもちろん、畳床に使われる木材の使用量も削減できて、人にも地球にもやさしい畳です。

普通の畳じゃないと自慢してほしい

さらり畳を販売するようになってからは、様々なメディアから取材を受けるようになりました。「畳とお茶と音楽と」というイベントを企画したこともあります。ショッピングモールの床にさらり畳を敷いて、「お~いお茶」を飲みながらジャズの生演奏を聴いてもらう。自社の商品はもちろん、茶殻リサイクル製品も展示しました。大盛況で他のショッピングモールでもやってほしいと声がかかるほどでした。
このようなPRの甲斐あって、さらり畳をご購入いただいたお客さまからは、「香りが違う」と喜びの声をいただいてます。お客様にはぜひ「森登志夫畳店の畳は普通の畳じゃなくて、お~いお茶の畳だよ」と周りの人に自慢してほしいですね。

良い畳を未来に残すため挑戦し続ける

刻一刻と生活様式や文化が変わるなか、お客様の要望も多種多様となり、ホームページも充実させて商品のPRを行っています。最近ではクレジット決済を始め、ホームページも充実させて商品のPRをし、様々な事をして来ました。さらり畳と出会い、「環境に優しい畳をお届けしたい。時代のニーズに合ったお茶入り畳で和空間をお客様にご提案したい。」と思います。今後も、環境の変化に合わせながら、挑戦し続けていきたいですね。

HP

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