日本茶産業の現状
日本茶を取り巻く環境は大きく変化しています。
生産基盤の課題がある一方で、国内外で
日本茶への関心や需要は高まっており、
日本茶産業は新たな可能性と課題の双方に向き合う
転換期を迎えています。
市場の変化
世界的な日本茶需要の拡大
国内外で日本茶への関心が高まり、特に海外市場では需要が拡大しています。日本茶はさらなる成長の可能性を持つ一方、多様化するニーズに応える供給体制の整備も求められています。
多様化する用途への対応
日本茶は、リーフや飲料に加え、抹茶など用途が広がっています。それぞれの用途に応じて求められる品質や特性が異なるため、多様なニーズに対応した茶葉づくりが重要になっています。
生産者・産地の変化
生産者の減少と高齢化
日本茶生産を支える担い手の減少や高齢化が進んでいます。生産技術やノウハウを次世代へ継承しながら、持続可能な産地づくりを進めていくことが求められています。
茶園面積・生産基盤の変化
茶園面積や生産基盤は長期的に変化しており、産地を維持しながら次世代へつないでいくことが重要な課題となっています。
生産基盤が縮小する一方、
国内外では求められる茶葉や用途が
変化しています。
これからの日本茶には、
こうした需要と産地のお茶づくりを
つなぐ仕組みが欠かせません。
日本茶の価値を守り、
広げる取組み
日本茶の名称や信頼を守り、
その魅力を国内外へ伝えるため、
業界団体や関係機関でも
さまざまな取組みが進められています。
価値を守る
公益社団法人
日本茶業中央会の取組み
名称と価値を守る|「日本茶」
のGI登録
公益社団法人日本茶業中央会は、日本産茶の名称を守るため、「日本茶」についてGI(地理的表示)保護制度への申請を行い、2026年7月10日に登録されました。日本茶の名称と、その背景にある品質や伝統を守り、国内外へ伝えていくための、業界による取組みの一つです。
価値を広げる
日本食品海外
プロモーションセンター
(JFOODO)の取組み
海外で日本茶の魅力を伝える
日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)は、海外市場に向け、日本産食品のブランディングやプロモーションを行っています。日本茶についても、飲用機会の創出や文化的背景の紹介を通じ、海外での理解と需要の拡大を後押ししています。
伊藤園の取組み
伊藤園は、市場動向やお客様のニーズを捉え、
用途に応じて求められる茶葉の品質や特性を
産地と共有してきました。
生産者とともにお茶づくりを進め、
茶畑で生まれた価値をさまざまな形で
お客様へ届けています。
茶産地育成事業
伊藤園は1976年から、生産者や行政と連携し、茶畑からお茶づくりに取組む「茶産地育成事業」を展開しています。市場動向や用途ごとのニーズを起点に、必要な品質・特性・数量を産地と共有し、栽培や荒茶加工の段階から、用途に応じた茶葉づくりに関わっています。
飲料用、リーフ用、抹茶用など、用途によって求められる茶葉の特性は異なります。将来の需要を見据えて生産者とともにお茶づくりを進め、多様な需要への対応と産地の持続可能性の両立を目指しています。
市場の声をお茶づくりへ。
茶畑の価値を暮らしへ。
伊藤園は、市場や生活者の変化を捉え、どのような茶葉が必要かを考え、生産者とともにお茶づくりを進めています。茶畑で生まれた価値をさまざまな形でお客様へ届け、そこで得られた声や反応を、次のお茶づくりへつないでいます。