INS岩手シンポジウム

「INS:CSR/環境人材育成研究所シンポジウム2012」について

2012年9月12日(水)に岩手県盛岡市で岩手大学(INS※)主催のCSR・環境に関するシンポジウムが、いわて県民情報交流センター(アイーナ)で開催されました。シンポジウムには、CSRに関心の高い地元企業、NPO、行政、大学の方々などが参加しました。当社も参加し、「茶産地育成事業」、「茶殻リサイクルシステム」、「お茶っこ会」、「新俳句大賞」など本業につながるCSR活動を通じて、地域活性化のための地域人材の育成に取り組んでいることを紹介しました。

※INS:岩手ネットワークシステムの略で、岩手内外の産学連携を目指す任意団体(会員数約1,200名、会員企業約150社)。
事務局を岩手大学に置き、岩手大学副学長の小川智氏が事務局長。

シンポジウム

テーマ
「地域志向CSRと持続可能な地域社会づくり」
〜担い手育成、企業による地域社会参画、そして震災復興〜

主催
INS:CSR/環境人材育成研究会・岩手大学環境人材育成プログラム

共催

コーディネーター
佐々木明宏氏(NPO法人環境パートナーシップいわて)

パネリスト
小川 智氏(岩手大学理事・副学長)
影山 摩子弥氏(横浜市立大学CSRセンターLLPセンター長)
甲賀 雅章氏(大道芸ワールドカップin静岡プロデューサー)
笹谷 秀光(当社取締役)

シンポジウムでは、テーマに関して、パネリストによる基調講演や活動報告とパネルディスカッションが行われ、以下の発言がありました。

【1】各パネリストの発言概略

小川 智氏(岩手大学理事・副学長)

(1)小川 智氏(岩手大学理事・副学長):
・岩手大学では、地域とのかかわりについて、「岩手の地域と人とともに」をメッセージとして、地域密着、地域に必要とされる大学をミッションとして展開し、人材育成に力を入れていきたいという考えを述べた。
・今後は、釜石を始め沿岸部にサテライトやエクステンションセンターを開設し、沿岸地域とのパイプを深めながら展開していく考えを述べた。

影山摩子弥氏(横浜市立大学CSRセンターLLPセンター長)

(2)影山摩子弥氏(横浜市立大学CSRセンターLLPセンター長):
・外資系企業や地域での取り組み事例などを紹介。
・「地域志向CSR」の考え方を活かせるような持続可能な社会システムをつくる必要があると述べた。

甲賀 雅章氏(大道芸ワールドカップin静岡プロデューサー)

(3)甲賀 雅章氏(大道芸ワールドカップin静岡プロデューサー):
・PSR活動として、無償でプロデューサーを務める「大道芸ワールドカップin静岡」について紹介。
・20年間ビジョンがぶれることなく、市民気質の変革、感受性・感性の醸成、経済の活性化を通しての街のRe-designを目的としていることを強調し、結果、地域活性化のための地域人材の育成につながっていることを報告。

笹谷 秀光(当社取締役)

(4)笹谷 秀光(当社取締役):
・「茶産地育成事業」(地域活性化)、「茶殻リサイクルシステム」(環境)、「お茶っこ会」(震災復興支援)などの事例を紹介。
・地域に密着し、本業を通じて、地域の農・食・自然・文化などの地域活性化や地域人材の育成を支援していることを報告。特に、被災地での「お茶っこ会」の活動を詳しく紹介し、一日も早い復興に向け継続した支援を続けていくと述べた。

【2】コーディネーターの佐々木明宏氏(NPO法人環境パートナーシップいわて)とパネリスト4名のパネルディスカッション

佐々木明宏氏(NPO法人環境パートナーシップいわて)

・コーディネーターの佐々木氏より、テーマである「地域志向CSRと持続可能な地域社会づくり」のための具体的なヒントを得るため、理論面では小川氏と影山氏、実践面では特に大道芸ワールドカップin静岡で成功を収めている甲賀氏と伊藤園の実践を通じて立体的なディスカッションを行っていただきたいと発言。佐々木氏の司会進行によりパネラー間で活発な意見交換が行われた。

パネリスト4名のパネルディスカッション

・当社取締役の笹谷より、学・産・NPOなど幅広い方々との意見交換を通じ、これからはパートナーシップ、相互補完のためのネットワークづくりが大切な時代になっており、当社の茶産地育成事業はその典型例で、行政、農家、地域社会、そして当社がパートナーとして協力して取り組んでいることを説明。
また、震災以降の価値観の変化に企業としてどのように対応していけばよいのか、消費者の感性やニーズを捉え、継続した取り組みを行うことにより、さらなる地域活性化、地域人材の育成につなげ、岩手県のさらなる発展に向けて全力を挙げて取り組んでいきたいと述べた。