環境に配慮した軽量PETボトル

容器への取り組み

容器包装には、中身の品質を保持する大切な役割があります。当社は、容器包装の軽量化や、環境負荷の低減を考慮した充填技術などの開発に関係企業と協働で取り組んでいます。

環境配慮型の「お〜いお茶」軽量PETボトルの採用
〜NSシステムの開発・導入で、ボトルの軽量化〜

NSシステムの開発と技術的特長

従来の一般的な茶飲料の充填方式は、飲料を「高温にしてから充填する温水充填方式」と「常温で充填する無菌充填方式」があります。温水充填方式では、ボトルに一定の耐熱性が必要だったため、ボトル本体の大幅な軽量化は困難でした。一方、ミルク入り飲料などで採用される「常温で充填する無菌充填方式」では、ボトルを完全無菌とするために使用される殺菌剤を洗い流すために、多量の水とその排水処理が必要になります。
そこで当社では、「緑茶飲料に最適な充填システム」をコンセプトに、(1)安全・安心 (2)おいしさと品質の維持・向上 (3)環境配慮という3つの特徴を持つ充填方式のNSシステム※を容器メーカーの東洋製罐株式会社と共同開発し、各飲料充填工場のご協力も得て、2010年より順次導入を開始しています。
NSシステムは、「常温での無菌充填」でボトルの殺菌処理に殺菌剤を使用せず、殺菌剤を洗い流す多量の水が不要となるのに加え、ボトルが高温にさらされるのは温水でのボトル殺菌時のみのため、ボトルの耐熱性を低く抑えられます。このNSシステムの導入によりボトルの軽量化が可能になりました。
※NS=Non-Sterilant:ノンステリラント=殺菌剤を使用しないの略

NSシステムの開発と技術的特長

ボトルの軽量化による効果

ボトルの軽量化による効果

500ml PETボトル1本当たりで削減した原材料は7gになります。
削減した原材料は年間に換算すると約1,909トン(※1)となります。
これは、エネルギー量で原油に換算すると、約3,000kl(※2)となり、燃費10km/lの車が、地球を約180周走るために必要なガソリン量になります。
※1 2011年度充填数量から算出
※2 出典:「石油化学製品のLCIデータ調査報告書<更新版>」
(2009年3月 社団法人 プラスチック処理促進協会)

軽量PETボトルの製品への採用および展開エリア拡大

軽量PETボトルの製品への採用および展開エリア拡大

「お~いお茶 緑茶」「お〜いお茶 濃い味」の500ml PETボトルへの採用を2010年6月より関東の一部エリアで始め、2011年度には2リットルPETボトル製品への採用も開始しました。また、関東・関西・中国地域と中部地域の一部まで展開エリアを広げています。今後も採用製品と展開エリアの拡大を順次行う予定です。