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お〜いお茶新俳句大賞

お〜いお茶新俳句大賞最終審査会の様子(第二十一回)
伊藤園お〜いお茶新俳句大賞の審査は、従来の俳句の決まりごとにとらわれず、自由でフレッシュな感覚や表現を持つ素晴らしい作品が選び出せるよう、俳句界をはじめ演劇、文芸、写真など、様々な分野の方々8名を審査員にお迎えして行っております。

阿川 佐和子(作家)
審査をする側にも、そのときどきの心と体の向き具合があるようで、今回の審査会では他の審査員諸氏とは、どうもいっこうに波長が合わぬまま終了した感が強くあります。が、それがそもそも審査の面白みであって、それでも最終的に選ばれた句の並びを見てみれば、この混迷のご時世に、多くの人が望みと夢とおおらかな気持を捨て切っていないことを実感し、うれしくなりました。そして私自身が元気づけられました。

浅井 愼平(写真家)
最終審査会の季節に相応しい、のびのびとした自由な俳句が集まった。爽やかで明るい作品が、最終選に残ったことになぜかほっとした。俳句から時代の風が変わればそれも嬉しい。事務局と一緒に喜びたい。俳句から見えてくる世界の深さ大きさに応募者が気づいていることにも共感を覚えた。

金子 兜太(俳人)
今年は力強く明るい作品が日本語俳句の大賞に選ばれている。昨年も力強かったが、今年は明るさが加わった。明るい、ということは句柄が大きいということでもあって、投句の人たちの余裕まで感じられた。したがって、文部科学大臣賞はその特色をいちばん端的に表している元日田さんの句にスムーズに決まった。いかにも高校生らしい明るく前向きな、そして宮崎県の広い空気に包まれた好作。

倉橋 羊村(俳人)
最終予選で、昨年に劣らぬ俳句が選ばれたことを良かったと思う。それぞれの名の賞に相応しい俳句があって良かったと安堵した次第である。昨年に較べても遜色はないし、こればかりは作品の出来を待たねばならないことだが、然るべき俳句が選ばれたことでほっとしている次第である。俳壇以外の選者の方の積極的且つ意欲的な発言も有難いことだった。四十代以上の方の投句数がもっと伸びて欲しかったと、申し添えておきたい。

森 澄雄(俳人)
今年は病気で本選には出席できず在宅審査のみで、誠に残念でしかたがなかった。何故なら、在宅と本選では良いと思う句が変わって行き予想外の良い句が大賞に登り詰めたりするからである。各審査員の真摯でエキサイティングな意見を聞きながら、私の思いも大いに変化する。この変化こそ楽しみの一つなのだ。今年は高校生の部に若々しい清新な句が多かったのが収穫だ。

吉行 和子(女優)
自由な感じの作品が多く、楽しく拝見しました。新俳句ならではという事ですね。文部科学大臣賞の句はすばらしいと思いました。十八歳のいきいきした未来が目に浮かびます。大人にならなくては、それも素敵な大人にならなくては、と、居心地の良かったであろう住み慣れた町を後にする、その勇気に心を打たれました。

フィリップ D.ジトウィッツ(明治大学教授)
インターネットやブログの普及で、俳句は今や、よりポピュラーに、より世界的に、より大衆的になってきています。旧来の勢いのある東ヨーロッパの俳句創作家達は、周囲の新たな国の人々から挑戦を受けているようです。将来は、インターネットへのアクセスの増加に伴い、東南アジア、アフリカ、又は中東といった国からの”俳人”をもっと目にする事ができることでしょう。

星野 恒彦(俳人)
世界での俳句・ハイクの広まりは近年いっそう目立ってきました。欧州連合(EU)のロンパウ大統領もハイクの愛好家で、句集を出しました。「英語俳句の部」の投句者の大半が10代の学生で、小学校からの英語学習熱が感じられます。世界へ羽ばたく意欲で、素直に、また大胆に作ってみましょう。
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