伊藤園グループのサステナビリティとSDGs

持続可能な社会・環境の実現に向けて

伊藤園グループは、経営理念「お客様第一主義」に基づき、ステークホルダーの皆様の信頼を得ることを重視しています。世界の持続可能な社会・環境の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)の内容も踏まえて、本業を通じた国際規格ISO26000の7つの原則および7つの中核主題への取り組みを経営に組み込んでいます。
「世界のティーカンパニー」を目指し、国内および世界で新たな食文化の創造と生活提案を行い、社会の課題解決と伊藤園グループの成長を両立させる「共有価値の創造(CSV)」により、持続可能な社会・環境の実現に貢献します。

CSR/CSVの推進

基本的な考え方

伊藤園グループでは、国際規格ISO26000を活用して、7つの原則と7つの中核主題(以下、中核主題)に即して、事業におけるリスクと機会を洗い出しCSRを体系化しています。また、中核主題のうち、環境、消費者課題、コミュニティへの参画及びコミュニティの発展の3分野を重点テーマとして、社会価値と事業価値の同時実現を目指す共有価値の創造(CSV)を実践しています。

 

伊藤園グループCSR憲章

伊藤園グループ内の価値観を共有して一体化を図るために、CSR経営の考え方を具体的に示す、「伊藤園グループCSR憲章」を2013年3月に制定しました。2019年2月には、CSRの体系および方針の見直し・整理を行い、会社の存在価値を社員に対して示す伊藤園グループ基本綱領の位置付けを明確にするとともに、CSR憲章を改定しました。この憲章をもとにCSR活動に取り組み、社会課題の解決による共有価値の創造(CSV)により、競争力を高め、社会に求められる企業として価値を向上させ、「世界のティーカンパニー」を目指します。

伊藤園グループ CSRの体系

<伊藤園グループCSR憲章>

制定:2013年3月
改定:2019年2月

伊藤園グループは、経営理念「お客様第一主義」に基づき、国・地域社会・消費者・株主・販売先・仕入先・金融機関・社員等のステークホルダーの皆様の要請や期待に応え、信頼を得ることを旨として、法令遵守を徹底し、持続可能な開発目標SDGs※1を参考に、本業を通じてISO26000の7つの原則の下、7つの中核主題に取り組み、「世界のティーカンパニー」を目指します。また国内及び世界でこれらの実践を通じて、新たな食文化の創造と生活提案を行い、社会の課題解決と伊藤園グループの成長を両立する「共有価値の創造(CSV)※2」により、持続可能な社会・環境の実現に貢献します。

※1 SDGs:Sustainable Development Goals 2015年に国連持続可能なサミットで採択された、世界共通の、持続可能な開発に関する17の目標。

※2 CSV:Creating Shared Value。共有価値の創造。社会にとっての価値と企業にとっての価値を両立させて、企業の事業活動を通じて社会的な課題を解決していくことを目指す考え方

(1) 組織統治
 伊藤園グループとして、経営理念に基づく健全な経営を推進し、グループ全体でのシナジー発揮を図るとともに、ガバナンスとBCM(事業継続マネジメント)の推進により、事業継続力の強化を図ります。また、本業を活用して持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進、企業価値の向上を図ります。

(2) 人権
 性別(ジェンダー)、年齢、民族、人種、国籍、宗教、信条・社会的身分、門地、障がいの有無等による差別や差別への加担をせず、すべてのステークホルダーの基本的人権やプライバシーを尊重して、グローバルな事業活動を推進します。

(3) 労働慣行
 社員一人ひとりが働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)を実現でき、ダイバーシティ(多様性)が重視され、ワーク・ライフ・バランスが向上した職場環境を整備するとともに、グローバル人材など国内外の職場で活躍できる人材の育成を目指して、社員の働く意欲や能力の向上に取り組みます。また、海外進出先の事情に応じて、的確な労働政策を推進します。

(4) 環境
 気候変動への対処、水資源、エネルギー、海洋・陸域・森林などの適切な管理、生物多様性の保全、廃棄物削減・再資源化などの環境課題について、持続可能な資源の活用に貢献しつつ、バリューチェーン全体で環境負荷の低減に努めるとともに、地球環境の持続可能な発展を目指して、自主的・継続的に人と自然との共生を通じた自然資産の保全に取り組みます。また、グループ全体での環境マネジメントの推進とステークホルダーとの協働を図ります。

(5) 公正な事業慣行
 関係法令などの遵守、公正な市場ルールと適正な商慣習の実施、契約の尊重やサプライチェーンマネジメントの調達面での強化により、持続可能な消費・生産形態の確保に貢献しつつ、企業不祥事の未然防止に努め、取引先との相互の持続可能な発展を目指して事業活動を推進します。

(6) 消費者課題
 消費者に関するあらゆる法令の遵守と、トレーサビリティシステムの強化など、バリューチェーン全体での厳しい品質管理体制を維持することにより、食料安全保障及び栄養改善に寄与するとともに、製品開発コンセプト「自然・健康・安全・良いデザイン・おいしい」に適合した製品づくりや健康的な生活や食文化面での貢献など、持続可能な消費形態の確保、質の高い教育の確保、生涯学習の機会の促進に貢献しつつ、より高度なお客様満足の実現を目指します。

(7)コミュニティへの参画およびコミュニティの発展
企業市民として、環境、食と農、文化、少子高齢化、地域活性化などの地域課題に対し、本業を活かして持続可能な農業、コミュニティの持続的発展に貢献する活動を推進します。また、海外進出先のニーズに即してコミュニティ課題に対応し、進出各国での良好な関係(グローバル・パートナーシップ)の構築を図ります。

以上を踏まえ、KPIを設定し、PDCAサイクルで進捗管理し、継続的な改善を進めます。

伊藤園グループCSRの姿

ESGへの対応

基本的な考え方

伊藤園グループは、経営理念「お客様第一主義」による活動における本業を通じたCSRの推進に当たり、国際規格ISO26000を羅針盤とし、 これに則した中核主題として、組織統治、人権、労働慣行、環境、公正な事業慣行、消費者課題、コミュニティへの参画及びコミュニティの発展の7つを推進テーマに設定しています。 これらの7つの中核主題と、ESGのE(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)との対応関係は、おおむね下図左側で示す通り、基本的には真ん中の組織統治がG、環境の部分がE、残りの5分野がSに当てはまります。 また、「伊藤園の主な目標(KPI)とESG重要事項」のESG重要課題は、下図右側の「7つの中核主題とそれぞれの課題」の項目をベースに、関係者からの意見を踏まえて抽出したものです。

SDGsモデル

 伊藤園の主な目標(KPI)とESG重要事項

kpi