
| お客様の定義 | ||
|
・消費者の皆様
|
・株主の皆様
|
・販売先の皆様
|
|
・仕入先の皆様
|
・金融機関の皆様
|
・地域社会の皆様
|


伊藤園の考えるお客様とは、消費者の皆様、株主の皆様、販売先の皆様、仕入先の皆様、金融機関の皆様、そして地域社会の皆様です。こうした「伊藤園と関わりを持たれる全ての方々」を伊藤園では「お客様」と位置づけ、それぞれのお客様のご意見やご要望に真摯に向き合い、常にお客様の立場に立った対応を図ることが当社経営の根幹と考えてきました。これからもひたむきにお客様のことを考える「お客様第一主義」の経営理念を徹底し、新たな可能性の追求と挑戦を続けてまいります。

2011年4月期の事業環境といたしましては、日本経済は企業収益の改善により個人消費の持ち直しの動きが一部見られたものの、雇用情勢は依然として厳しく、本格的な回復基調までには及ばない状況でした。清涼飲料業界におきましては、全国的には記録的な猛暑となり、販売数量は好調に推移したものの、依然として緩やかな物価下落が続いていることに加え、東日本大震災の影響もあり、引き続き厳しい状況にあります。

このような厳しい状況のなかでも、当社は経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当社を取り巻く全てのお客様に対し「今でもなお、お客様が何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、「自然・健康・安全・良いデザイン・おいしい」の製品開発の基本理念に基づき、お客様に喜んでいただける製品の開発と、お客様に密着したサービスに努めてまいりました。また、「お~いお茶」「天然ミネラルむぎ茶」「充実野菜」などの個別ブランドの一層の強化を図るとともに、ITO EN (North America) INC. との共同開発により、紅茶の新たなおいしさと香りをご提案した「TEAS’ TEA NEW YORK(ティーズティーニューヨーク)」や、タリーズコーヒージャパン(株)の圧倒的な品質を受け継いだ缶コーヒー「TULLY’S COFFEE BARISTA’S CHOICE(タリーズコーヒー バリスタズ チョイス)」など、グループ内シナジーを積極的に推進し、順調に販売額を伸ばしました。この結果、売上高は前期比5.6%増加の3,516億92百万円となりました。

グループ経営の効率化を目指し、徹底した総コストの低減と、費用対効果の向上を図るとともに、連結子会社の収益性の改善に努めた結果、営業利益は前期比42.0%増加の176億79百万円、経常利益は前期比41.5%増加の165億26百万円となりました。また、当期純利益につきましては、投資有価証券評価損や災害による損失もありましたが、前期比28.0%増加の76億75百万円となり、2011年4月期の連結業績につきましては、増収増益となりました。

東日本大震災発生以後、放射能汚染や電力供給問題、消費マインドの低迷など、日本経済に対する悪影響は長期化することが想定され、当グループを取り巻く環境はより一層厳しいものになると予想されます。このような状況のなか、当グループは今まで以上に「お客様第一主義」に徹し、お客様にもっとご満足いただける製品の開発とサービスの向上に努め、グループ全体のさらなる業績向上に努めてまいります。また、2011年5月より新たにグループ会社となりましたチチヤス(株)とともに、乳製品関連事業への挑戦や当社の営業力とチチヤスの技術力を活かした製品開発と展開、チルド製品の積極的な展開など、新規分野への挑戦を推進してまいります。これにより、2012年4月期の連結業績見通しにつきましては、売上高は前期比2.4%増加の3,600億円、営業利益は前期比1.8%増加の180億円、経常利益は前期比2.9%増加の170億円、当期純利益は前期比4.2%増加の80億円を見込んでおります。


2011年4月期の決算説明会において、中長期経営計画を発表いたしました。この長期経営ビジョンの達成に向けて、2014年4月期までの3ヵ年については、具体的に「既存分野の抜本強化」「新たなる成長に向けた挑戦」「高利益体質への変革」を重点項目とする中期経営計画として位置づけております。これにより、2014年4月期の連結業績として、売上高は4,000億円以上、営業利益は230億円を目標値としており、過去最高の営業利益水準になります。

また、長期経営ビジョンへの通過点として、連結売上高5,000億円、営業利益率8%と定め、新たなる経営基盤の確立のため、全社一丸となって推進してまいります。なお、利益配分の方針につきましては、引き続き株主の皆様への利益還元を経営上の最重要課題のひとつとして認識しており、安定的な利益配分を基本とし、連結配当性向40%以上を基準とした継続的な配当を行ってまいります。内部留保につきましては、企業価値を高めるための投資等に活用し、企業価値の増大、すなわち株主の皆様の投資価値の増大に努め、将来の事業発展を通じて積極的に還元させていただく所存です。


これからも、CSRの推進を通じて広く社会に貢献し、緑茶に関しては、飲料とリーフ双方での「絶対的No.1」となり、日本国内で1~2位を争う「総合飲料メーカー」としての地位を確立させてまいります。そして季節、人、場所、時間を選ばず、いつもお客様のそばに伊藤園製品があり、さらに将来的には、日本の食文化としての「お茶」を世界へ発信する「世界のティーカンパニー」を目指す、そのビジョンを描いていきたいと思っております。


















































