業績・計画

業績

2018年度における日本経済は、輸出や生産の一部に弱さがみられましたが、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり、緩やかな景気回復が続きました。 飲料業界におきましては、消費者の根強い節約志向の継続や自然災害の影響もあり、事業環境は依然として厳しい状況が続いております。

このような状況のなか、当社グループは経営理念であります「お客様第一主義」のもと、当社グループを取り巻く全てのお客様に対し 「お客様が今でもなお何を不満に思っていらっしゃるか」を常に考え、一丸となって積極的な事業活動を行ってまいりました。
伊藤園では、「伊藤園大茶会」「おいしいお茶のいれ方セミナー」などを通じて、季節に応じたおいしいお茶のいれ方、お茶の楽しみ方を提案しております。 急須でいれるリーフ製品だけでなく、水でもお湯でもすぐに溶ける粉末タイプなど、手軽にご賞味いただける簡便性製品についても積極的にご提案し、 日本茶の魅力をお伝えしてまいりました。
「お~いお茶」ブランドでは、新製品として、2018年5月より「お~いお茶 新緑」を発売いたしました。 お茶本来のおいしさやすがすがしい澄んだ甘み、持ち運びしやすいボトルデザインなどの点が女性を中心にご好評いただき、発売約1年で販売本数5,000万本を突破いたしました。 また秋冬季においては、電子レンジでの再加温に対応した「お~いお茶」シリーズを販売するなど、お客様の多様なニーズや飲用シーンに合わせた製品ラインアップを展開しました。 この主力ブランド「お~いお茶」は、2019年2月1日に発売30周年の節目を迎えました。今後も、お茶のリーディングカンパニーとして、 「平成」とともに歩んだ「お~いお茶」が「もっと身近な“日本”のお茶」として愛されるよう、さらなる発展を目指し、挑戦し続けてまいります。
その他飲料としては、ノンカフェイン飲料No.1ブランドである「健康ミネラルむぎ茶」は、夏の暑さ対策はもちろんのこと、 冬場のミネラル・水分補給など1年を通してご愛飲いただいております。また、コーヒー飲料である「TULLY'S COFFEE」は、 スペシャルティコーヒーショップ「タリーズコーヒー」で味わうようなおいしさとして成長を続けており、今後もお客様の多様な嗜好に沿った展開を行ってまいります。
海外におきましては、和食や抹茶の世界的ブームや健康志向の高まりを背景に、米国、中国を中心に「グローバルブランド」として展開するリーフ製品「ITOEN MATCHA GREEN TEA」や 「お~いお茶」などの積極的な販売を行ってまいりました。
タリーズコーヒージャパン㈱におきましては、タリーズで人気の「ハニーミルクラテ」を豆乳でアレンジした季節限定ドリンク「ミルキーハニーソイラテ」や、 市場でも人気のタピオカのもちもち食感が楽しい季節限定ドリンク「タピオカほうじ茶ラテ」等を発売し、ご好評をいただきました。 また、季節限定「&TEAピーチコンフィチュールロイヤルミルクティー」はじめ、ティービバレッジも好調に推移しました。 新規出店も順調に進み、総店舗数は735店舗になりました。引き続き積極的な投資とあわせて既存店舗の改装などによる活性化を図り、店舗競争力の強化を行ってまいりました。
この結果、当連結会計年度の業績は、売上高5,041億53百万円(前期比1.9%増)、営業利益228億19百万円(前期比3.5%増)、経常利益232億11百万円(前期比8.3%増)となり、 親会社株主に帰属する当期純利益は144億62百万円(前期比15.2%増)となりました。

計画

当社グループといたしましては、世界のティーカンパニーを目指し、革新と共有価値の創造(CSV)により持続可能な成長を追求するとともに、継続的な企業価値の向上を図ってまいります。 一方で、国内において、緑茶飲料のトップブランドである「お~いお茶」の更なる強化と「健康ミネラルむぎ茶」「TULLY'S COFFEE」「1日分の野菜」などの個別ブランドを一層強化するとともに、 簡便性商品を中心としたリーフ製品の販売を拡充してまいります。また、ルートセールスによる営業基盤の確立と総コストの削減を進め、グループ全体でシナジー(相乗効果)を創出し、 更なる業績向上に努めてまいります。
今後も、平成の30年間を通じた「お~いお茶」の感謝をお伝えすると同時に、「令和」という新しい時代とともに“日本”のお茶文化のより一層の発展に貢献し、 世界各国のお客様一人ひとりの豊かな生活を支える「世界のティーカンパニー」を目指してまいります。 これにより、翌連結会計年度の業績は、売上高5,100億円(前期比1.2%増)、営業利益230億円(前期比0.8%増)、経常利益228億円(前期比1.8%減)、 親会社株主に帰属する当期純利益142億円(前期比1.8%減)を計画しております。

業績

2015年4月期~2020年4月期(計画)