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お〜いお茶 新俳句大賞

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お〜いお茶新俳句大賞とは

第二十七回 最終審査会風景

第二十六回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞 最終審査会の様子

第二十七回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞 最終審査会の様子

審査員のご紹介(敬称略・五十音順)

伊藤園お〜いお茶新俳句大賞の審査は、従来の俳句の決まりごとにとらわれず、自由でフレッシュな感覚や表現を持つ素晴らしい作品が選び出せるよう、俳句界をはじめ、写真や小説、音楽、演劇など、芸術に関わる11名を審査員にお迎えして行っております。

日本語俳句

浅井 愼平(写真家)

浅井 愼平(写真家)

想像を絶する応募数の中から、選ばれて残っていく俳句に何度もこころを揺られ、今年も感動しながら審査を終えました。人の数だけいのちへの思いがあるのだと改めて感じました。すばらしい審査会でした。さまざまな個性が競い合うので、審査には全力で向っていかなければなりません。疲れますが、それはこころ豊かなものでもあります。さまざまな問題を抱えている時代だからこそ、このようなコンクールが持つ意義は大きく、素晴しいと改めて感じ入りました。


安西 篤(俳人)

安西 篤(俳人)

今回も新しい審査員をお迎えし、新鮮な目で審査の視野が開けたように思います。文部科学大臣賞は、中学生の部十五歳の吉村英竜さんと一般の部A三十七歳の吉澤千恵さんが最終候補に選ばれました。両作品ともに、静かな心理的気配の感じられるもので、年齢と場面の違いこそあれ、優劣つけがたいものでした。全体的にも心の世界の感じられる深みのあるものが目立ったように思います。最終的に吉村さんの作品が選ばれました。


いとう せいこう

いとう せいこう(作家・クリエイター)

以前十七年お世話になっていた新俳句大賞に再び呼んでいただき、他の場所では得ることの出来ない刺激に感じ入りました。同じ一句が伸び縮みしたり、色を変えたり、輝きを増したりするのです。栄えある賞を獲得した句を今、読み直してみると、どれも立派な風格をいつの間にか備えていて、つまり句が成長しているのがわかります。作品がペットボトル等に印刷されて、なお一層の風格を得るのを楽しみにしています。


金子 兜太(俳人)

金子 兜太(俳人)

吉村英竜君の「ただいまの静かに響く金魚鉢」を文部科学大臣賞に推した一人だが、少年から青年に移る男の子の澄んだ感性に引き付けられたからである。マンション暮しを想定する。父か母か兄弟姉妹か、ドアを開けて帰ってきた人の「ただいま」の声が、部屋にある金魚鉢に静かに響いてきたのである。じつに静かに、妙にしみじみと。日常の切り取りの若者らしい内面性の深さ。こんな若々しく深い句に出会ったのは何時だったか、と思うほど。


金田一 秀穂(日本語学者)

金田一 秀穂(日本語学者)

わたしたちは、日々あわただしく忙しく、それぞれの持ち場や役割にあって、効率やら進歩成長やらに追われています。「おーいお茶」を飲むようなちょっとした休みの時間に、人間的な感性を取り戻すことができるのが、この新俳句のいいところです。特に、「教頭」の句は、するめを買うのは教頭でなければならず、教頭はどうしてもするめを買うに違いないと妙に納得させてしまうところが、大好きです。


黒田 杏子(俳人)

黒田 杏子(俳人)

ことしもまた意欲的な作品が多く、たのしく、かつ悩みつつ審査に当りました。最終審査会の雰囲気は最高です。各界の表現者が一同に会し、自由に平等にディスカッションしつつ審査に当る時間はすばらしい。例年、私は小学生の部の作品にとりわけ感動するのですが、本年は全部門の作品に刺激と感銘を受けました。百寿を超える人々が続出している時代です。一般の部が40歳未満と以上の二部門になっているのも合理的です。

宮部 みゆき(作家)

宮部 みゆき(作家)

今回初めて審査に加えていただき、とても楽しく有意義な経験をいたしました。関係者の皆様と、日本中からこの新俳句大賞に参加された皆様に、心よりお礼申し上げます。小説は言葉を用いて創る映画ですが、俳句は一瞬を切り取る写真だと思いました。これしかない! というシャッターチャンスを逃さぬ眼力と、たった十七文字でそれを表す言葉の構成力。どちらもそろった作品が各賞を勝ち得ました。おめでとうございます。


村治 佳織(ギタリスト)

村治 佳織(ギタリスト)

二回目となる選考会。真剣に意見交換を重ねていく中で、昨年以上に笑い声の響く場面も多かったのが印象的でした。音や音楽に関する句に出合うと自然とうれしくなりましたが私が普段親しむ音楽のテーマに限らず、今年も発想力豊かで独特の視点を持つ句に出合うことができ、自分の視界を広げてもらったような気がしています。見る力、感じる力、想像する力、集約する力、色々なものを感じさせていただきました。すばらしい時間をありがとうございました。


吉行 和子(女優)

吉行 和子(女優)

活気のみなぎっている審査会、いつもスリル満点の時間です。一句一句がせめぎ合って、生き生きと動いていくのです。俳句というものは不思議な生き物だ、と感じ入ります。文部科学大臣賞の吉村英竜さん、おめでとうございます。その感性がすばらしいです。静かな美しい句ですね。からすの海里くんの句も好きでした。これからも沢山観察して、面白い発見をしてくださいね。


英語俳句

エイドリアン・ピニングトン(日本古典文学研究者)

エイドリアン・ピニングトン(日本古典文学研究者)

今年も優れた作品が数多く集まり、受賞者の選定を難しくしました。英語俳句については、自分独特のアイデアや感性を持つことは非常に重要ですが、それを誰もが容易に理解できるように表現することが大切です。陥りやすいのは(1)わかりやすいけれども、すでに使い古されたアイデアである、(2)オリジナルすぎて理解できない。このジレンマのバランスをとるのが優れた英語俳句を詠む鍵と言えるでしょう。


星野 恒彦(俳人)

星野 恒彦(俳人)

今回も英語俳句の応募が増え、約18,000句。世界の50カ国に及び、これまでになくナイジェリアやチュニジアからも寄せられました。とはいえ、日本の高校生の句が一番多く、その一人が大賞を獲得しました。なによりも大切なのは、英語力と句想・アイディアが相伴うことです。そのためには、英語の単語やフレーズを少しでも多く身につけ、背伸びせず、素直に明快に書くことを心がけましょう。そして日常から、小さくとも発見のあることを期待しています。