戸張捷ゼネラルプロデューサーのラウンド解説

Final Round ~最終日を終えて~

9年前に初優勝し、その後8年間優勝のなかった黄アルムが優勝、今シーズン3勝目を挙げました。この8年間、モチベーションのアップダウンがあったと本人が優勝インタビューの時に言っていました。「私、ほんとはゴルフを辞めようと思っていました、辞めるつもりで今シーズンに臨みました」。その覚悟の結果でシーズン3勝をする事が出来て、本人も不思議だと話していました。「自分にはファンが少ない、それも分かっているうえで自分なりに一生懸命努力して頑張っています」。そんな話をしたときにギャラリースタンドにいたファンから拍手をもらうという事もありました。
最終日は、青木瀬令奈が終盤追いかけ、アンソンジュも追いかけ、永井花奈も追いかけ、小滝水音がなんと64ストロークで回り11アンダーでフィニッシュし、一時はトップに立ちました。INスタートで回っているので、そのまま優勝するとテレビ朝日で放送する素材が無かったという騒ぎまでありました。
アンソンジュは、今日の結果では賞金女王を確定させる事が出来ませんでしたが、2位タイに入り800万円を獲得したので、獲得賞金の差が約4,000万円になり、ほぼ確定と言っていいでしょう。
シード権争いですが、佐伯三貴が6位タイでフィニッシュし、賞金330万円を獲得して賞金ランキング45位に入り、シード権をほぼ確定させそうです。賞金ランキング48位の大城さつき、49位の藤田さいきが残り1試合をどう頑張るか、楽しみです。
秋の伊藤園レディスは、毎年賞金女王争いとシード権争いに注目されるトーナメントになっており、今年も大変面白い試合が展開されました。最終日に、スコアを崩し優勝争いから脱落した松田鈴英ですが、今後も楽しみな選手となりました。
イボミが最終日に4アンダーで回り、トータル7アンダーで14位タイに入りました。イボミがもう少し賞金ランキングが上がってくれば、女子ツアーも盛り上がくるのではないかと思います。
(2018.11.11)

2nd Round ~2日目を終えて~

2日目の結果は、1アンダー47位タイの50名が予選を通過しました。
現在シード権である50位の賞金ランキング内に入っている選手、賞金ランキング外にいる選手が予選を通過したか、通過しなかったか興味ある結果になりました。
賞金ランキング52位にいる佐伯三貴は9アンダーの3位タイとなり、最終日の好スコアで賞金ランキングに上乗せして、シード権復活を狙いたいところです。賞金ランキングの53位の一ノ瀬優希は、3アンダーの27位タイにいます。少しでも多く賞金を増やしていかなければ、賞金ランキング50位以内に入りにくいという状況です。賞金ランキング54位の渡邉彩香は、残念ながら予選落ちとなりましたが、賞金ランキング55位以内にとどまれば来年前半戦の出場権を獲得出来るので、現在の賞金ランキング56位、57位、58位の3選手がいずれも予選落ちとなったことで、少しは気が楽になりました。そのすぐ下にいる賞金ランキング55位安田彩乃は、マンデートーナメントを通過し、予選も3アンダーの27位タイで通過したので、最終日の結果では渡邉彩香と順位は変わり、来年前半戦の出場権を得られそうです。賞金ランキング48位の笠りつ子は予選落ちをしたので、来週頑張らないと後ろからの追い上げがきつくなります。藤田さいきも賞金ランキング49位にいて、2アンダー42位タイで予選を通過しましたが、こちらも少しでも順位を上げて賞金ランキングに上乗せしたいところです。
明日の最終日は、シード権争いも注目されますが、やはり11アンダーで単独トーナメントリーダーの松田鈴英が、ついに初優勝するかどうかもポイントです。
そして賞金女王争いは、1位アンソンジュ、2位申ジエとなっていますが、約3,400万円の差があるのでアンソンジュが1歩リードで迎えます。
最終日の天気も良い予報となっています。白熱したプレーが見られそうで楽しみな最終日になりました。
(2018.11.10)

1st Round ~1日目を終えて~

伊藤園レディスの初日が終わりました。天候は、湿度が少し高く、時折雨が降るような、あいにくの天気になりましたが、2,162名のギャラリーの方がグレートアイランド倶楽部に観戦にお越しいただきました。ありがとうございます。
毎年、伊藤園レディスは賞金ランキング50位以内のシード権争いに誰が入るかが注目されます。 まず、初日のトーナメントリーダーに立ったのが、6アンダーで佐伯三貴、現在の賞金ランキングは52位です。2日目以降に少しでも順位を上げて、もちろん優勝するとすべて解決はしますが、賞金ランキングを40位台にし、シード復活を狙いたい所です。そして、一ノ瀬優希は賞金ランキング53位ですが4アンダーの3位タイにいます。こちらも順位を上げてシード復活を目指しています。女子ツアー屈指の飛ばし屋の渡邉彩香は53位で、3オーバーの83位タイなので、明日以降も頑張らないとシード権を失うことになります。武尾咲希も賞金ランキング64位で、4アンダーの3位タイにいますので、頑張っていきたいところです。
他のトピックスとしては、賞金ランキング81位の服部真夕は初日イーブンパーですが11年続いているシード権を失うかもしれないところにいます。賞金ランキング49位の藤田さいきは、1オーバーの57位タイ、昨年の予選カットは3オーバーですので、微妙なところです。永久シードを持っている不動裕理は初日2アンダーの20位タイで頑張っています。そして、ギャラリーのファンの多い原江里菜も初日4オーバーで少し苦しくなっています。2日目以降も、この選手たちがどう頑張っていくかも注目されます。
それぞれの選手の賞金ランキングと順位を照らし合わせながら、2日目以降も観戦にお越しいただいたり、ホームページなどでトーナメントの結果を楽しんでいただければと思います。
(2018.11.9)

スタートに向けて ~今大会の見どころ~

いよいよ34回目の伊藤園レディスが始まります。
今年も96名の選手が1stRoundにOUT、INの2WAYでスタートしていきます。この96名の選手はそれぞれの思いがあります。
まず賞金女王争いが一つポイントでしょう。
現在トップを走っているのが、アンソンジュ。2位が申ジエ。その差が約3,400万円です。この伊藤園レディスを含め、残りの高額賞金の3試合のなかで逆転劇があるかどうか、このあたりも楽しみの一つです。
3位の鈴木愛。今年の夏には2か月間、手首の故障の時期がありましが、約1億2,000万円を獲得しております。その下4位にいる成田美寿々で自身初の1億円に到達するかどうかというのもポイントです。この賞金ランキング上位4名で、すでに15勝をしています。今年の女子ツアーが35試合を終えていますので、ツアーの約3分の1をこの上位4名で勝っているという事になります。
さらに賞金シード権争いも、注目です。優勝経験のある選手が、ボーダーラインの50位近辺にいます。48位の笠りつ子が約2,100万円、約40万円差の49位が藤田さいき。50位が大里桃子。大里はCAT Ladiesで優勝しているので、1年間のシード権の資格は獲得しています。51位畑岡奈紗ですが、USツアーに専念しているので、シード対象ではありません。その下で追いかけているのが、優勝経験のある佐伯三貴、一ノ瀬優希、渡邉彩香。55位の安田彩乃はマンデートーナメントを通過しており、この伊藤園レディスの結果で上位に来るとシード権に入ってくる可能性が大きいです。
今年のシード権争いは大変です。58位の川岸史果、63位のサイペイイン、64位武尾咲希、65位吉田弓美子、67位下川めぐみ、69位西山ゆかり、70位新海美優、73位辻梨恵の昨年の賞金シード選手が、シード権を失う可能性が高くなっています。よって来年のシード権を得る選手が大きく入れ替わるシーズンになりそうです。賞金シード権争いも楽しみの一つです。
新たに賞金シードに入ってきそうなのが、賞金ランキング6位の小祝さくら、15位で新人の松田鈴英、20位新垣比菜、24位勝みなみ、34位濱田茉優、37位原英莉花、39位権藤可恋、カリス・デイビットソン、木村彩子、大出瑞月と非常にたくさんの選手がいます、今年も注目される伊藤園レディスの始まりです。
(2018.11.8)

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