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第十六回受賞作品
第十六回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞
各部門受賞者
外国語俳句
優秀学校賞
優秀家族賞
佳作特別賞その3 佳作特別賞その2 佳作特別賞その1 佳作特別賞
都道府県賞
ユニーク賞
後援団体賞
審査員賞
一般の部B(40歳以上) 一般の部A(40歳未満) 高校生の部 中学生の部 小学生の部(幼児含む) 優秀賞
各部門大賞
文部科学大臣奨励賞
大賞
小学生の部
  (幼児含む)

白鳥がすっと進んで透きとおる
長野県 小林 梓 10歳
●作者より
毎年1月になると、北の方から白鳥が渡ってくる近所の湖に家族全員ででかけます。1月のとても寒い湖の湖面では、白鳥は非常に姿勢がよくて、移動も泳ぐというよりすっと進む感じです。そんな美しい姿勢でいる白鳥の周りの空気は、寒いということだけではなく、氷のように澄んでいて透きとおっているように思えました。

●選評
白鳥が音もなく水の上を滑るように泳いでいるさまを自然のありのままに描いた。

大賞
中学生の部

北風や国語の教師くしゃみする
静岡県 倉島 昌那 15歳
●作者より
作中にでてくる国語の教師とは、既に卒業しましたが今回私たちの新俳句応募に際して、作品のとりまとめをしてくれた袋井南中学の国語の先生です。先生は俳句好きでとても面白い国語の先生です。国語の授業で、新俳句応募するのにあたって「素朴な感じの作品を作りたいなぁ」と考えていたところ、先生が突然くしゃみをしたのをみて、「それだ!」と思って俳句にしました。

●選評
先生が俳句好きな国語の先生、その先生のくしゃみが句作のきっかけになった。

大賞
高校生の部

こんな日は風がないから風になろう
岡山県 片山 春奈 17歳
●作者より
17歳という年齢になり、「自分はこれからどうしたいのか、どうなりたいのか」を私なりに真剣に考えていました。その結論としては、いつも風任せで受身の姿勢ばかりではなく、良い風が吹かないときには自分から良い風を起こして、春風のように皆を心地よく、幸せにするようなそんな人になりたいという思いをこめた俳句です。

●選評
自分自体が風に乗って遠くへ行きたいと願っている句。

大賞
一般の部A
  (40歳未満)

焼畑の香りの布団里帰り
福島県 大関 由佳里 35歳
●作者より
農業を営んでいる主人の実家は同じ市内とはいうものの、ふるさとと言った風情です。私たちが里帰りするときには義母が布団を干しておいてくれます。里帰りをした季節が秋の頃だったので籾殻で畑や土手を焼く煙の香りがついて干し上がっていました。その夜、布団に入るとほんのりと煙が香り、布団を干して待っていてくれた義母の気持ちがとても嬉しく感じられ、その匂いが私をほっとさせてくれました。

●選評
実家に里帰りした時に、それに備えて干してくれた焼畑の香りがする布団の仄かな香り。

大賞
一般の部B
  (40歳以上)

茶柱をほめて当分死なない気
群馬県 田上 加代 88歳
●作者より
お茶を飲もうとして淹れたところ、88年間生きてきたなかで一番見事な茶柱にめぐりあいました。見事な茶柱をみたときに、実母が93歳まで生きたことを考えれば、一人暮らしですけれど、まだまだ当分元気で暮らせるわ」と思うとともに「長生きしてよかった」という気持ちにもなりました。

●選評
見事な茶柱が立って、米寿の私も、まだまだ元気でおりたい思い。


※文部科学大臣奨励賞、大賞を中学生以下の方が受賞した場合は、規定により賞金の半分を所属している学校に提供させていただきます。