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第十五回受賞作品
第十五回伊藤園お〜いお茶新俳句大賞
各部門受賞者
英語俳句
優秀学校賞
優秀家族賞
佳作特別賞その3 佳作特別賞その2 佳作特別賞その1 佳作特別賞
都道府県賞
ユニーク賞
後援団体賞
審査員賞
一般の部B(40歳以上) 一般の部A(40歳未満) 高校生の部 中学生の部 小学生の部(幼児含む) 優秀賞
各部門大賞
文部科学大臣奨励賞
大賞
小学生の部
  (幼児含む)

キャッチャーの前を横切るしゃぼん玉
埼玉県 増尾 惇一郎 11歳
●作者より
僕はソフトボールをやっていてポジションはキャッチャーです。これは実際にあった風景なのですが、試合中に自分がキャッチャーをしていると、横で友達がしゃぼん玉を吹いていて、自分の目の前を横切りました。試合中なので真剣になっていたときに、突然ふわっと現れたので「あれ?なんだろう?」と不思議な気持ちになりました。

●選評
動画のように動きのある句で、ユーモラスな味が出ている。横切るしゃぼん玉が、まるで生きているように試合に参加しているのが、おもしろい。またそのしゃぼん玉のことだけを言って、全体の景を思わせるあたり、かえっておかしみと想像性を生む。ちなみに“しゃぼん玉”は春の季語とされている。

大賞
中学生の部

国語辞典開いたところ「初夏」だった
愛知県 宮崎 友恵 14歳
●作者より
家の机にはいつも国語辞典が置いてあります。作品を作った6月頃に、何か調べ物をしようと思ったわけではなく、何とはなしに国語辞典をパラパラとめくって開くと、「初夏」という言葉が目にとまりました。学校で「初夏」をテーマに俳句を作ろう、というときにこのことを思い出しました。

●選評
偶然性のおもしろさを強調している。何とはなしに国語辞典を開いたところ初夏の項が出てきたという。何とはなしに辞典をめくった作者にとっても、記憶に残る偶然であった。また時もまさしく初夏の頃だったという話も付け加えて鑑賞してみたい。偶然性がヒント。

大賞
高校生の部

ゆびきりを見とどけ帰る赤とんぼ
広島県 谷田 真弓 18歳
●作者より
田舎の秋、子供たちが「また明日も遊ぼうね」と指切りをして帰っていく。その子供たちの後姿を赤とんぼが遠くから見ており、子供たちが帰って行くのを見届けてから、とんぼも帰っていく。作品内の風景は実際の風景ではなく、田舎の風景をイメージしてつくりました。

●選評
赤トンボをアキアカネとも言う。山から平地へ移動して人にまつわるように小さな群れをなして翔ぶ。種類は多いが人なつっこい。ここでは若い二人のゆびきりげんまんをして別れるまでを見とどけて山へ帰ってゆく赤トンボは、秋という季節の付添人と言える。

大賞
一般の部A
  (40歳未満)

ミュンヘンの雪で切手を貼りました
兵庫県 永原 仁 28歳
●作者より
冬に行ったミュンヘンの旅先から日本の友達に手紙を出そうと思いました。そのときミュンヘンはすごい大雪だったので、「この雪をそのまま送ることはできないけれど、切手を貼るのに使ったら雪を届けることができるかな、雪も一緒に届けたいなぁ」と思い、実際に日本の友達にエアメールを送りました。

●選評
雪で切手をぬらして手紙に貼った。それがミュンヘンであることで面白い。ミュンヘンはドイツ第三の都市でバイエルン州の首都、ビールの名産地、若き斉藤茂吉が、その地の大学に留学した逸話と歌が有名。


※文部科学大臣奨励賞、大賞を中学生以下の方が受賞した場合は、規定により賞金の半分を所属している学校に提供させていただきます。