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A dandelion while standing on tiptoe waits for the wind 直訳:タンポポ 爪先立って 風を待つ |
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| 茨城県 小室 竜哉 17歳 |
●選評
このタンポポは黄色い花の状態ではなく、開花後、実を結び白い冠毛の生じた、いわゆる絮の毬となっている。種子を飛ばそうと、しきりに風を待っているのだ。第2行の“standing on tiptoe”が草の身となっての生き生きとした表現で見所だ。 |
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An icicle piercing the eave's shadow - full moon 直訳:氷柱がつらぬく 軒の影― 満月 |
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ルーマニア Iulian D m cu 55歳 |
An owl starts hooting - village bakery's smells drift over the forest 直訳:フクロウが啼きだす― 森のパン屋の匂いが 森にただよう |
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| アンドラ公国 James Kirkup 85歳 |
dog days - the mountain's shadow smells of resin 直訳:夏の盛り― 山の影に 松脂がにおう |
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| ルーマニア Valentin Dan Tiberiu Pomârjanschi 53歳 |
a spring morning winds flow with the sparrows the swelling curtain 直訳:春の朝 雀たちと一緒に風が流れる ふくらむカーテン |
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| 大阪府 小林 沙耶香 17歳 |
Winter evening - the white canvas disappears stitch by stitch. 直訳:冬の夜― 刺繍の白い地が ひと刺しごとに消えていく |
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| ベルギー CUVELIER Willy 63歳 |
A summer breeze running through the sea pulled by a bird 直訳:夏のそよ風が 海をわたる 鳥にひっぱられて |
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| 東京都 小山 千紗子 16歳 |
Dyed red by sunset crab and the sea 直訳:入り日に 赤く染まった 蟹と海 |
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| 大阪府 古山 高義 18歳 |
house sparrows in the new seed bed - dust bathing 直訳:イエスズメが 新しい苗床に― 深砂浴び |
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| アメリカ Darold D. Braida --歳 |
to be out or not to be out - February buds 直訳:出づべきか 出でざるべきか 芽の二月 |
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| 東京都 奥富 初江 58歳 |
フィリップ D.ジトウィッツ選
a dry leaf - comma berry of dog-rose - fullstop - autumnal spelling 直訳:乾いた葉―コンマ 野茨の実―ピリオド 秋のスペリング |
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| クロアチア Marela Mimica 66歳 |
●選評
この秋を思わせる俳句は、新しさと古さ、現代と伝統、を創造的に混ぜ合わせている。
comma, fullstopといった用語を使い、意識的に5・7・5の形式を作り出している。 |
星野恒彦選
awaiting the test results - rings on the pond from falling leaves 直訳:試験の結果を待つ― 散る木の葉がつくる 池の水輪 |
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| アメリカ Michael Dylan Welch 41歳 |
●選評
鎮めようとしてもどきどきする胸と、眼前の水面に静かに広がる水輪とが微妙に照応する。
心理的に深い句である。 |
国際俳句交流協会選
the wind in spring has new determination blowing on the cherry-lined boulevard 直訳:春風が 新たな決意で 桜の並木道を吹く |
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| 青森県 笹田 のぞみ 14歳 |
●選評
いま花盛りの桜並木を、ときに強く吹く風は花を散らしてしまう。
そこに風の思い切った意志を認める作者の感情移入の句。作者の若々しい精神が背後にうかがわれる。 |
※文部科学大臣奨励賞、大賞を中学生以下の方が受賞した場合は、規定により賞金の半分を所属している学校に提供させていただきます。
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