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お〜いお茶新俳句大賞 > 第十二回 > ユニーク賞 その2

第十二回受賞作品


ユニーク賞
その2

かき氷いろんな色の富士の山 東京都 大石 裕太郎 16歳
卒業式ツッパリ野郎が泣いている 愛知県 佐藤 美奈 16歳
ばあちゃんの靴でおいかけ焼芋屋 静岡県 西條 麻美 16歳
携帯のむこうの幸せ握りしめ 群馬県 中川 忠 16歳
最終回オレのバットで夏決める 三重県 藤田 信介 16歳
雪だるま一人ぽつんとバスの外 神奈川県 渥美 佳那子 16歳
父の背が戦う相手初鰹 滋賀県 濱口 加菜 16歳
さっき別れた友のメールは「虹だよ」 福岡県 中村 円 16歳
猫の目の中に降ってる青い雪 東京都 ウォード リサ 16歳
しゃぼん玉私のようだ親離れ 神奈川県 松浦 宏美 17歳
オオカミになりたいくらい冬の月 静岡県 小笠原 有紀 17歳
影へ影へ逃げ行く自分夏初め 神奈川県 吉川 慶 17歳
五円にて激しく鈴を振り回す 岐阜県 松井 重里香 17歳
野良猫の世渡り上手甘え声 東京都 浅山 尚子 17歳
バレンタイン失敗作は父の分 愛知県 大澤 美也子 17歳
おやすみと寝ながら話すふすま越し 岩手県 菅原 理人 17歳
しめ飾り盲導犬の犬ごやに 千葉県 林 美寿々 18歳
涙泪ときたよやっぱり卒業式 埼玉県 内田 都枝 18歳
夕立のにほいが好きで外へでる 大分県 松本 隆史 18歳
織姫と彦星今はEメール 栃木県 鈴木 寛子 18歳
紫陽花の家駆け出して行ってきます 埼玉県 吉岡 史英 19歳
ランナーに道を譲って春一番 京都府 神田 ゆみこ 20歳
山笑う私は花粉で涙する 神奈川県 荒川 尚子 20歳
わが心覆うに少し足りぬ雪 神奈川県 朝倉 玲子 20歳
サスペンスいつも途中で眠る母 石川県 前田 学 21歳
君がいて僕もいた日に戻りたい 岩手県 佐藤 優衣 21歳
先着百羽までです白鳥様 北海道 鶴谷 英俊 23歳
古通帳見つけて見れば旧姓のまま 兵庫県 田村 純江 23歳
かたつむりのんびりしているわけじゃない 東京都 横須賀 広美 26歳
ソーダー水耳をすませば波の音 三重県 西村 さおり 28歳
社長より猫になりたい冬の朝 茨城県 矢沢 雅子 28歳
三日月を誰が食べたと子供言う 大阪府 奥田 直美 29歳
「失くすから」家で携帯使う母 滋賀県 坂本 和美 29歳
えらそうに指図しているほうが部下 広島県 下江 順子 29歳
力士より行司がひらりと主役張る 神奈川県 荒川 恭子 30歳
サイドミラー入道雲をつかまえた 東京都 小竹 勉 30歳
仲いいね!お茶飲む姿母と祖母 茨城県 坂本 幸江 32歳
鼻歌にハクセキレイがタクトふる 愛知県 木次 洋子 32歳
しもやけの話笑われ新世紀 東京都 水本 章仁 33歳
思ひ出し笑ひの後の寒さかな 愛媛県 櫛部 天思 33歳
七十の母には勝てぬ握り飯 埼玉県 濱野 洋子 34歳
金賞の菊師に窮屈背広服 神奈川県 酒井 優香 36歳
故郷の海の音出す洗濯機 東京都 有澤 由美子 38歳
モアイ像の顎の角度で見る花火 大阪府 鎌田 真輔 39歳
みんな居てみんな寝ている夏休み 茨城県 西村 直子 44歳
まっ青な空くすぐって柿をもぐ 大分県 川野 智子 45歳
夕焼けて向日葵少しくつろぎぬ 大阪府 渡辺 廣之 47歳
シンプルに生きる白シャツ丸洗い 埼玉県 佐竹 咲子 55歳
気がつけば本気で雪を掻きにけり 神奈川県 岡本 さつき 57歳
花冷えにホットな東京タワーの灯 東京都 青地 昭子 58歳
かけもちの神官を待つ初詣 東京都 斎藤 知栄子 59歳
卵白を泡立て夫婦別姓論 富山県 井上 節子 59歳
春炬燵鰐のごとくに這い出せり 千葉県 島田 忠巳 60歳
地虫出て先づはぶつかるところまで 東京都 舟橋 隆介 61歳
兜虫子の小遣いを背負ひ這ふ 茨城県 中ア 正紀 62歳
元旦やスペイン産の本まぐろ 埼玉県 金子 充子 64歳
つらら折り剣よレンズよ下校の子 宮城県 村上 幸次 66歳
持時間不明なれども冬支度 福岡県 田中 久徳 73歳
もぐら打ちもぐら知らぬ子ばかりなり 佐賀県 中野 英孝 75歳
千手観音どれが耕すみ手ならむ 神奈川県 阿部 福大 76歳
鯛焼きのしっ尾いただく春の風邪 北海道 市村 重正 77歳
着ぶくれて着ぶくれし子を診察す 東京都 鈴木 弘造 83歳
野遊びの子に強く吹く保母の笛 静岡県 中村 梅雪 98歳