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第九回受賞作品
第九回伊藤園 お〜いお茶新俳句大賞 受賞作品
たくさんのご応募ありがとうございました。

文部大臣賞 各部門 大賞 小学生の部
優秀賞
中学生の部
優秀賞
高校生の部
優秀賞
大学生・専門学校生の部
優秀賞
一般の部A
優秀賞
一般の部B
優秀賞
一般の部C
優秀賞
審査員奨励賞 後援団体奨励賞 ユニーク賞 秀 逸 英語部門受賞作品

秀逸

先頭をきれいになって夏祭 大分県佐藤 智華18歳
伴走の白バイも吐く白き息 群馬県 福島 由美子 19歳
横倒し若き賀客のブーツかな 埼玉県堅木 大地20歳
山猿の海見えるまで登りけり 埼玉県 保泉 敏夫 21歳
今までに何度殴りつけた鏡 京都府猪 幸絵22歳
シャッターをくぐり抜け明日を奪取する 千葉県 太田 さや子 23歳
髭づらの父が微笑み山眠る 青森県太田 恵25歳
春ノ水口ニ含ミテ誰ヲ恋フ 愛知県 西藤 文 23歳
二十五歳覗けばそこは万華鏡 京都府岡部 貴子26歳
夢一つ落ちたところに芽をひらく 福岡県 天野 雅子 26歳
波を見る瞳の中に夏が来る 神奈川県中谷 亜砂子27歳
遠浅の夢をみている薄暑かな 三重県 増井 章子 29歳
つなぐ手をまた熱くする冬の風 東京都木下 勝行30歳
ささ舟のかならず沈む箇所ありて 東京都 中谷 佳子 30歳
ふいに抱かれて背中越しの水平線見る 高知県加藤 真実31歳
春の窓ガラスの食器置いてみる 神奈川県 森 もも子 33歳
秋鯖やまだ友情を信じをり 岐阜県和田 伸也33歳
さみしさはゆきふるよるのうみのいろ 千葉県 荒井 ますみ 34歳
ペパーミントの走り根香る鍬始 東京都柴尾 眞由美36歳
寒卵悲しみもひと息に割る 福井県 佐々木 一郎 36歳
日だまりを拭きとるように猫あるく 東京都武田 桂子37歳
背伸びして息子の髪の桜とる 埼玉県 片山 広美 38歳
水滴をてんとう虫がひとつ飲む 兵庫県原田 哲夫38歳
雀斑は母親ゆずり春立ちぬ 宮城県 内馬場 みち子 39歳
風が竹林を抜けて青くなった 新潟県今野 新太郎41歳
ウィンドウに木枯しだけが写りけり 愛知県 伴 三枝子 42歳
後ろから呼び止める声大花野 埼玉県宮本 佳則46歳
紅葉愛でついでにぼそと死ぬ話 大阪府 中川 彩香 49歳
おさな子のふたり跼める菫かな 大阪府杉本 恵子50歳
神さまのことばみづいろひやしんす 埼玉県 高橋 比呂子 51歳
嚔してスペルの頭失なへり 愛知県河合 正秀52歳
片栗へ屈みて同じ陽を受けし 神奈川県 川島 由美子 55歳
芒原より釣竿三本現われる 兵庫県加藤 みさ子56歳
赤い靴捨てず用いず終戦忌 栃木県 青木 廣子 57歳
みんな静かにアネモネは今夢のなか 神奈川県植田 すみ子57歳
凍蝶のきらきらと来て退院す 神奈川県 堀部 知子 57歳
風邪引いて少年に恋生まれけり 静岡県後藤 ひろ57歳
花火師の老いて最後の空焦す 北海道 佐藤 恵子 60歳
母の日の小さき母と一日ゐる 栃木県鈴木 武男60歳
尼僧去り足跡もまた桜なり 新潟県 浅野 秀美 60歳
江ノ電の追いかけている小春かな 埼玉県岡本 清61歳
片目だけ海をみつめてサケ干さる 埼玉県 金子 充子 61歳
春めくや実習生の深き礼 千葉県里見 美智子62歳
車椅子の丈にしゃがみて息白し 東京都 菅野 はるみ 62歳
晩年をとろとろおぼろ昆布かな 神奈川県小倉 康雄62歳
風花や給油中なる霊柩車 長崎県 長島 富美枝 62歳
万歳をして秋天へ縮む母 東京都木下 蘇陽64歳
淋しさを百万連れて霙降る 神奈川県 水口 哲樹 64歳
寒林の銃声われを狙ひしか 神奈川県池田 秀信65歳
長閑さに一本道の撓ひたり 静岡県 山崎 富美子 65歳
白梅や軍国少女共に老い 千葉県今井 ヤス子66歳
木の芽晴パン屋童謡乗せて来る 福島県 羽田 絹子 67歳
凧揚げていずれこの子も村を出る 埼玉県藤崎 嶺雲67歳
口重き少年とゐる春の鹿 東京都 田中 久雄 67歳
短日や歯科の待合い皆無口 島根県梶谷 滋郎67歳
ゆっくりと寒鯉沈み紙の里 新潟県 鈴木 ひろし 68歳
人待ちてアカシヤいつか暮れそむる 神奈川県改田 隆子69歳
いい風を読んでる母の烏賊すだれ 京都府 和田 治雄 71歳
冬三日月脳髄の端切りにくる 愛媛県田中 英男71歳
葱焼いて同級生といふ仲間 栃木県 上武 峰雪 78歳
討入はやめた蕎麦にしよう 熊本県吉田 夕起夫79歳
春愁を解体すれば水となる 埼玉県 川崎 い志 80歳
鰯雲少女一人にバス止まる 静岡県栃倉 キミ80歳
手話使ふ人へ音なく萩こぼる 愛知県 渡辺 よね子 80歳
どの山も眠りつづけるかも知れぬ 山口県佐伯 虎杖84歳

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