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第22回 伊藤園レディスゴルフトーナメント

大会実施要項
大会名称
伊藤園レディスゴルフトーナメント
開催日
2006年11月10日(金)・11日(土)・12日(日)
開催場所
グレートアイランド倶楽部(千葉県長生郡長南町佐坪1782)
主催
株式会社伊藤園
公認
一般社団法人 日本女子プロゴルフ協会
後援
公益財団法人日本ゴルフ協会
一般社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会
テレビ朝日
長南町
協力
グレートアイランド倶楽部
協賛
運営:株式会社ティーエープロモーションネット、株式会社ダンロップスポーツエンタープライズ
ゼネラルプロデューサー
戸張 捷
運営協力
伊藤園グリーンクラブ(ボランティアグループ)
企画運営:ランダムアソシエイツ、東急エージェンシー
賞金総額
7,000万円
優勝賞金
1,260万円
TV放映
11/11(土)16:00~16:55 テレビ朝日系 全国24局ネット
11/12(日)16:00~17:25 テレビ朝日系 全国24局ネット
伊藤園レディス最終成績
順位 A.P. 名前 合計 1R 2R 3R 賞金額
優勝 -9 シンヒョンジュ 207 70 66 71 \12,600,000
2T -8 大山 志保 208 67 70 71 \5,530,000
    白戸 由香 208 66 69 73 \5,530,000
4T -4 不動 裕理 212 70 72 70 \3,850,000
    T.ダーディン 212 69 70 73 \3,850,000
戸張捷ゼネラルプロデューサーのラウンド解説

1st Round

先週賞金女王を確定し、年間獲得賞金額を更新中の大山志保が最終ホールでみごとなバーディパットを決め、-5、単独3位につけた。アメリカのティーチングプロ、J.ユンのコーチを受けショートゲームが昨年に比べかなり進歩したと本人が言っている。より高いレベルを求める大山が、あと2日どのようなスコアをマークするだろうか。今年は出場32試合中25試合でベスト10入り。内5回が優勝と、圧倒的な安定さを示している。楽しみだ。

さて、ローラ・デービース。15番540ヤードパー5では、ただ1人2オン!イーグルパットこそ惜しくもはずしたが楽々のバーディ、-7で単独トップに立った。43才になる彼女だがパワーはまったく変化ない。5回目の優勝を狙ってあと2日。世界で67勝、内日本で7勝の実績は伊達ではない。

明日のピンの位置は、今日とほとんど同じ難易度。グレートアイランド倶楽部を各選手がどう攻めるか。テレビ観戦も楽しいだろうし、ぜひ一度グレートアイランド倶楽部に足を運んでみてください。(2006.11.10)

2nd Round

おもしろい展開になった。突っ走るかと思われたローラ・デービースが全く予想外の崩れで圏外(といっても-10くらいで回ってくると・・?)に去りシンヒョンジュが66でプレーし-8、白戸が非常に落ち着いたプレーで69、トータル-9でトップにいる。

白戸は過去見せたようなプレッシャーに負けていく弱さを感じさせなかった。
16番の見事なバーディ、そして18番ともピンチからアプローチを寄せてパー。果たして明日の最終日も、今日と同様のクールなプレーを見せて初優勝を手にするのだろうか。それこそクールビューティになれるかどうかである。

さて、大山、賞金女王を確定させ、あとは自分自身のプライドのためにプレーをする。今日の70は不本意だろうと思う。
おそらく-3くらいを考えてプレーをしたのだろうと思うが、いくつか惜しいパットを外していた。15番のパー5も、短いバーディパットを外している。今年6勝目への“Key”はパットである。さて、明日の午後、22代目のクィーンが決まる。(2006.11.11)

Final Round

シンヒョンジュが優勝した。
ツアー2勝目は我慢強くプレーしたかであった。結果的には12番まで3ストローク差でリーダーだった白戸が14H、15H、17Hのボギーで自滅していった。シンヒョンジュとは対象的であった。

大山が1ストローク差を追いつけなかったのは優勝するための劇的なショット・パットがなかったことにつきる。トーナメントに勝つ、しかも追いついて抜いて勝つときには予想を超えたスーパープレイが必要。今回の大山にはそれがなかった。それにしても初優勝は白戸には見えているのに手が届かない宝物だ。

リポーターの村口史子プロが言っていた。
「ゴルフは結局自分自身しか頼れないんです。勝つのは自分です。苦しくても乗り越えないと・・・」いつの日か辛い涙が笑顔の涙になることを期待したい。
強い韓国勢の中で、シンは賞金ランキングも3位になり、これからも大いに上位で活躍しそうである。話すとかわいい、チャーミングな女性である。


大会終了後のボランティアのフェアウェルパーティも出席し、彼らからの大きな祝福も受けた。あまり得意ではない日本語で主催者の方やボランティアの人々にお礼の言葉も述べていた。本当にほほえましい光景であったと思う。
22代目のクィーンの今後の活躍を期待したい。(2006.11.12)

2006年チャリティ報告

株式会社伊藤園(社長:本庄八郎、本社:東京都渋谷区)は、昨年11月に開催しました伊藤園レディスゴルフトーナメントにおけるギャラリーからの入場料収入、運営に携わるボランティアへの物品販売収入等を全額、千葉県の社会福祉事業にチャリティしました。 伊藤園レディスゴルフトーナメントは1985年に静岡県のリバー富士カントリークラブで第1回大会を開催し、1994年の第10回大会から千葉県長南町のグレートアイランド倶楽部に会場を移し、通算22回を数えます。1995年から地元長南町を中心にボランティアを募り運営に携わっていただき、2003年からはボランティアが運営の主体となるトーナメントを目指して活動しています。それを機に、名称も『伊藤園グリーンクラブ』としました。 また、2003年から3年間、ギャラリーの入場料を無料にし、女子プロゴルフトーナメントの活性化を図ってまいりました。この間、宮里藍選手のアマチュア優勝、若手選手の台頭などがあり、ギャラリー数は増加しました。 2006年は再び入場料を有料化にし、それによる収入は全額、社会福祉活動にチャリティすることにしておりましたが、この度、内容が決定しましたのでご報告いたします。

収入の内訳

入場料収入 6,357,468円
チャリティフォトサービス 336,600円
グッズ販売 543,500円
チャリティ募金 138,192円
消費税相当額 -344,646円
伊藤園補填 447,068円
合 計 7,478,182円

チャリティの内訳

千葉県 こども病院 輸液ポンプ、シリンジポンプ総額 3,998,400円
長南町 図書管理システム構築費用、図書代合計 2,979,782円
千葉県 社会福祉協議会 菜の花コミュニティ基金 500,000円
合計 7,478,182円

※消費税抜き

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