昨年の賞金ランク2位、横峯さくらは6月のリゾートトラストレディスで今季初勝利。プロデビューから196試合目で生涯獲得賞金7億円を超える、これまた史上最速記録を打ち立てた。
一昨年の伊藤園レディス、横峯は初日から首位を譲らず、大会初優勝を飾った。それまで一度もベスト10に入ったことがなかった苦手コースでの優勝は、成長の確かな証だった。この優勝で勢いに乗った横峯は最終戦も制し、大逆転で初の賞金女王を射止める。今年も2年ぶりの大会2勝目で逆転女王への足掛かりにしたいところだ。
3年前の優勝者、古閑美保は今季限りでの競技生活引退を発表している。古閑も横峯同様、伊藤園レディスの優勝が奇跡的な逆転賞金女王への扉を開いた。残りわずかとなったツアープロとしてのプレー。思い出の大会で有終の美を飾るゴルフを見せてほしい。
永久シード選手の不動裕理はサイバーエージェントレディスで樋口久子、ト阿玉に次ぐ、史上3人目のツアー通算50勝を達成。存在感を示している。大記録の第一歩となったのが、この伊藤園レディス。1999年のことだった。本大会では通算4勝を挙げている。
また大山志保がマスターズGCレディースで3年ぶりの復活優勝。ベテランのプレーも見逃せない。
ツアー史上最大級の衝撃を与えてくれたのが有村智恵だ。スタンレーレディス初日、有村は8番パー5で自身2度目のアルバトロスを達成すると、16番パー3でホールインワン。奇跡的な快挙は大きな話題となった。同大会の最終日には諸見里しのぶがハーフ27のツアー新記録を樹立。女子プロたちは例年以上に躍動する姿を見せてくれている。
昨年の伊藤園レディス優勝の佐伯三貴は今季も勝ち星を挙げ、連覇に照準を合わせている。日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で三塚優子、日本女子オープンでは馬場ゆかりと中堅実力派が公式戦を初制覇。金田久美子、野村敏京、笠りつ子ら期待の若手も勝ち名乗りを挙げるなど、バラエティーに富んだ選手がツアーを盛り上げている。フォンシャンシャン、葉莉英の中国勢も日本初優勝。ツアーの国際化を感じさせるシーズンでもある。
シード権争いも佳境。本大会での1ストロークの持つ意味は、果てしなく重い。今年も女子プロたちは全力でグレートアイランド倶楽部に挑んでいく。