トップメッセージ

トップメッセージ(※伊藤園統合レポート2019より抜粋)

「世界のティーカンパニー」として未来を切り開く

私たちは経営理念「お客様第一主義」のもと、このように幅広い価値を創造しています。ここでいう「お客様」とは、消費者、株主の方々はもち ろん、販売先や仕入先、金融機関、地域社会、そして私たちの従業員を指します。こうした多様なステークホルダーとともに、本業を通じて社会 課題の解決に取り組み、いわゆる「共有価値」の創造によって企業価値の向上を図るのが、私たちの一貫したポリシーです。
戦略課題の一つに掲げた「サステナビリティ経営の追求」は、こうした観点から非常に重要な意味を持ちます。私たちはISO26000の7つの中 核主題に沿ってESG重要課題とKPI項目を設定、PDCAサイクルに基づく進捗管理や問題点の改善を進めています。7つの中核主題のうち私たちの強 みを特に活かせる「環境」「消費者」「コミュニティ」の3分野については、経営上の重点テーマ(マテリアリティ)に位置付けており、中でも 「環境」分野では、世界的に懸念が高まる海洋プラスチックや気候変動問題に対処するべく、社内に委員会や諮問機関を設置し、各方面のステー クホルダーと連携しながら課題解決に取り組んでいます。
このように、短期の視点に立った収益基盤強化を徹底しつつ、より中長期の視点に立った非財務価値の創造を着実に続けていくことが、企業の持 続的成長への道筋であると確信しています。すなわち、総合飲料メーカーとして既存ブランドの強化や新ブランドの育成を推進し、「世界のティ ーカンパニー」としてグローバルな緑茶市場でNo.1の地位を築くこと。事業の内外でグローバルな課題の解決に貢献し、「文化」「健康」「環 境」といった多彩な社会的価値を創造していくこと。これら双方を同時に追求することにより、私たちは新しい令和の時代、そしてそれ以降100 年、200年と、長きにわたって皆様に求められる企業として、たゆまぬ成長を続けてまいります。

株式会社伊藤園 代表取締役社長 本庄大介