主な研究成果

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平成23年

2011年5月19日

神戸マッチ(株)と共同で、茶殻を配合したマッチを開発

~ 茶系飲料残渣(茶殻)を活用した身近な製品づくりを推進 ~

株式会社伊藤園(社長:本庄大介、本社:東京都渋谷区)は、神戸マッチ株式会社(社長:嵯峨山真史、本社:兵庫県揖保郡)と共同で当社独自の『茶殻リサイクルシステム』を活用し、微粉化した茶系飲料残渣(茶殻)を配合した「茶殻入りマッチ」を開発いたしました。
茶殻入りマッチは『茶殻入燐寸(マッチ)』というブランド名で、神戸マッチ(株)が 5月20日(金)に全国発売する予定です。

『茶殻入燐寸』はマッチの頭薬部分に、硫黄や燃焼補助材などの代わりに微細な茶殻を用いて燃焼性を付与したマッチです。一般的に廃棄されていた茶殻をマッチ素材の一部に使用することで、硫黄や燃焼補助材などの使用量削減および茶殻の有効活用につながります。硫黄を使用しないことで独特のにおいも解消しています。
また、マッチの軸木(アスペン)に茶殻のエキスを染み込ませることで、消臭効果のあるマッチ『茶殻入燐寸 消臭タイプ』もあわせて開発しました。

『茶殻入燐寸』(左は消臭タイプ)

『茶殻入燐寸』(左は消臭タイプ)

近年の茶系飲料の需要増に伴い、製造工程で排出される茶殻の量は年々増加しています。当社は「みんなで環境を考える伊藤園」という経営方針の一環として、茶殻を地球環境配慮型の工業製品などに有効活用する研究を推進しており、茶配合製品(畳、せっこうボード、ベンチ、フィルム、封筒、紙ナプキンなど)を開発するなど独自の『茶殻リサイクルシステム』を確立しています。

一方、「お客様の増客に貢献する販売支援」「地球、人に優しい製品を供給する生活文化創造」という基本理念のもと、マッチやポケットメモ、ポケットティッシュ、コースターなどの事業展開を行っている神戸マッチ(株)は、マッチの軸木にアスペン(※)を利用するなど、環境に配慮した製品開発を行っていますが、環境に配慮した新たなマッチを模索していました。

(※) 柔らかいために利用しにくく、また、生長量に対して伐採量が少ないため、大部分は利用されずに放置されている木材

今回、当社の茶殻リサイクルシステムの「お茶をお客様の身近な製品へ活用する」というコンセプトと、両社の「地球環境に配慮した製品づくり」という考え方が合致し、“日本人に馴染み深い緑茶(茶殻)”を活用した茶殻入りマッチの開発に至りました。

茶殻は昔から一般家庭において、畳掃除や消臭剤などに利用されてきた馴染み深いものです。しかし現代では、茶殻のもつ消臭性や抗菌性などを活用する意識が薄れ、茶殻は廃棄物という認識が多数を占めています。
当社では、茶配合製品の研究開発に積極的に取り組み、普及させることにより、社会において「茶殻=廃棄物」ではなく、身近な有用資源であるという考えを定着させ、「茶殻=有用資源」という意識付けに役立てたいと考えております。

【製品概要】

製品名

茶殻入燐寸(マッチ)

茶殻入燐寸(マッチ) 消臭タイプ

特長

頭薬の燃焼材に茶殻、軸木にアスペンを使用したマッチ

頭薬の燃焼材に茶殻、軸木に茶殻で染めたアスペンを使用した、消臭効果のあるマッチ

サイズ、入り数

1パック12箱入り (1箱約44本入り)

1パック12箱入り (1箱約44本入り)

希望小売価格 (税別)

238円/1パック

286円/1パック

発売日

5月20日(金)

【参考】

≪「茶殻入燐寸 消臭タイプ」の消臭効果≫

時間

0時間後

2時間後

6時間後

24時間後

ガス種

アンモニア

55ppm

0ppm

0ppm

0ppm

イソ吉草酸

20ppm

6ppm

2ppm

1.2ppm

測定方法: 「茶殻入燐寸 消臭タイプ」に使用されている茶殻で染めた軸木(45本)をテドラーバッグにガス(3L)とともに封入し、2時間後、6時間後、24時間後のガス濃度を測定

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